
転勤族のみなさん、転勤の時期は決まっていますか?
4月転勤の企業や官公庁が多い中、我が家の転勤は7月でした。
4月に小学校に入学したばかりの息子がいる我が家。
小1の壁を乗り越えようと必死な中での転勤決定通知。
まさか…でも転勤族である以上可能性はゼロではない…という事態に直面した、我が家の葛藤と決断をお伝えします。
新生活に慣れる前での転勤通知と葛藤

こども園から公立の小学校へ入学した息子と私は小1の壁にぶつかっていました。
学童保育の基準が厳しく、在宅ワークをしていて拘束時間の決まっていない我が家では学童は厳しいと思ったのが理由の1つです。
学童を利用せず、4月1日から入学式までの間、息子と長い間、二人で過ごすのは久しぶりでした。
入学式から2週間ほどは給食もなく、息子は午前で帰宅します。
そんな生活の変化に慣れず、とまどう中、夫から会社で内々示をもらったとの連絡が入りました。
詳しく聞いてみると、7月付で転勤がありそうとのこと...。
友だちができたと嬉しそうに語る息子をみていたので混乱しました。
「なんで去年のうちに転勤がなかったんだろう…」
だけど嘆いていてもしょうがないので、すぐさま行動に出ました。
まずは通っている小学校へ連絡。
小学校では教頭先生が窓口になってくださいました。
「引っ越しは7月でいいですか?」と言われ、「中途半端な時期のため迷っている、内示が出たらまた伝える」といい電話を終えました。
夫と転勤先へ一緒のタイミングで引っ越すのがいいか、夏休み明けに引っ越せばいいのか...先生の言葉をきっかけに悩むことになりました。
いよいよ引っ越し準備開始!まずは転校先のリサーチ

パパっ子の息子のことを考えると一緒のタイミングがベスト。
だけど、小学校の授業内容や速度に差があることを考えると、夏休みの引っ越しがベターだという結論に至りました。
内示が出るまでの間、子どもたちにも内緒で新しい住まいのことを調べました。
社宅に住むことに決めた我が家は、先に転校予定の小学校のHPを確認することに。
転校先の小学校は制服がないこと、二学期制であるということは確認できました
残念ながら年間予定等についてはわからず、運動会や遠足といった、同級生と仲良くなれるチャンスがいつなのかが気になるところでした。
そうこうしているうちに、ついに内示が出た段階で、通っている小学校と転校予定の小学校に連絡。
夏休みの宿題は、現在通っている小学校のものを提出してくださいとのことでした。
5月から息子が頑張って育ててきたあさがおは、転校予定の小学校にも持っていけるとのこと。
引っ越したら一度、事務の方と管理職の先生と会う約束をして電話を終えました。
いよいよ、引っ越しに向けた準備が本格的に始まるのでした。
一年生、年度途中での転校で変わった生活

内示後、夫のみ単身赴任を少しの間してもらい、ついに引っ越しの日を迎えました。
小学校が始まる5日ほど前、事務手続きの話をしに学校へいくことに。
学校が始まる前に担任の先生との面談の機会も作ってもらいました。
面談の日は息子も同席。我が子の“取扱説明書”を持参し、挨拶を済ませました。
授業の様子を聞いたところ、小学校一年生ということで授業内容もそこまで差がないようでひと安心。
夏休み明け、私も息子に付き添い、緊張の初登校!
ある程度グループはできていたので、息子も最初は学校に行くのが楽しくないようでしたが、1ヵ月が過ぎたころには慣れはじめ転入先の方言まで操るようになりました。
三学期制から二学期制の小学校への転入だったためか、息子は運動会、遠足ともに二回経験することができたのはラッキーでした。
体操服も前の小学校のものでいいと言っていたのに、いざ授業がはじまると今の小学校のものがほしいとのことで、意外に気にするんだなあと感じました。
年度の途中での転校、ましてや小学校に進学したばかりで親子ともに苦労もありましたが、親子一丸となって乗り越えることで、息子が友だちに必死についていこうとがんばっている姿がみれるなど、新たな一面を発見できました。
転勤生活は楽しいものばかりではないですが、家族と一緒に、私たちらしい生活が送れるように過ごしていきたいです。
我が家のようにお子さまの転校に直面したとき、どうしたらいいか迷ったときに読んでいただきたい記事です。
転校パスポート(取扱説明書のようなもの)のダウンロードもできるので、転校が決まり不安な方は、ぜひご活用ください。
~記事はあくまでも一例です。tenkin-noteは、転勤族の転勤が「転機」に、そして楽しい転勤生活になるよう応援しています。~
文:藤あやの/ライター/宅建士
※藤あやのプロフィール:石川県出身。大学進学と同時に東京へ出て就職は都内の大手不動産業に従事。8年間の東京生活を経た後、石川県へ戻り結婚。夫が転勤族なため在宅でも働けるライターの仕事を細々とおこなう。








