転勤のとき、大人も子どもも大きな心配事のひとつが「友達できるかな…」という不安だと思います。
私が引っ越しをした時、ママ友とつながるきっかけになったのが、娘のお友達に自分の連絡先を記した「ごあいさつカード」を渡したことでした。
とても気軽に連絡先を交換できる方法なので、よかったらぜひ試してみてください。
◆連絡先の交換がきっかけで、ママ友の枠を超えた友人に
私たちが引っ越したときはコロナ禍の真っ只中で、学校行事や地域のイベントがすべて中止になった時期でした。私は新しい土地で誰とも知り合う機会がなく、心細い毎日を送っていました。
幸い、小学生の娘はすぐにお友達ができましたが、子ども同士、遊ぶ約束があいまいで行き違いばかり。
そこで思い切って、私の連絡先を書いた小さなお手紙をお友達に渡したことが、ママ友とつながるきっかけになりました。
▼娘のお友達のママに渡したごあいさつカード(再現)
このとき、相手のお母さんからすぐにLINEで「ありがとうございます!私も連絡先を交換したいと思っていたんです」と返信をいただき、とてもうれしかったことを覚えています。
そこから親子での交流が広がり、一緒に雪遊びをしたことや、浴衣で花火を見に行ったことがとてもよい思い出です。
ママ友という枠を超えて親しくなり、わが家が他県へ引っ越した今でも連絡を取り合う大切な友人になりました。
◆悩みに悩んで行き着いた、場面別の書き方例
こうしてママ友ができた経験から、私は次の引っ越し先でもごあいさつカードを使って、たくさんの方とつながることができました。
自分の連絡先を書いて渡すだけなのですが、いざとなると「なんて書けばいいの?」って悩みますよね。私が悩みに悩んで行き着いた文例をご紹介するので、よかったらマネしてみてください。
▼おうちに遊びに行かせてもらうとき
はじめまして、◯◯◯◯の母です。
今日はおうちにお招きいただき、ありがとうございます。
何かご迷惑なことなどありましたら、いつでもご連絡ください。
今度ぜひ、うちにも遊びに来てください(^^)
▼お祭りへ一緒に行くとき
はじめまして、◯◯の母です。
いつも仲良くしていただいてありがとうございます。
今日は△△ちゃんと一緒にお出掛けできるのをとても楽しみにしています。
私も会場にいますので、もし何かあればいつでもご連絡ください。
よろしくお願いします(^^)
◆返信してもしなくてもいい、相手の負担にならない書き方を
ごあいさつカードを渡すときに私が気をつけているのは、相手の負担にならないことです。
お仕事で忙しい方もいれば、親同士の交流は避けたい方など、いろんな方がいると思います。
なので、「連絡先を交換してください」とお願いするのではなく、「何かあったときにはご連絡ください」つまり「特に何もなければ返信しなくてもOKです」という伝え方ができればいいなと思っています。
すぐに返信をくださる方もいれば、子どもを介して「ママがありがとうって言ってたよ!」と伝えてくださる方、遊びに誘ってくださる方など反応は様々です。
ごあいさつカードを渡した後は返事が来ても来なくても気にせずに、相手のペースに合わせてお付き合いができればいいなと思っています。
ママ友との関係は気を遣うこともありますが、私たち親子はどの転勤先でも本当にたくさんのお友達に恵まれて、楽しく過ごすことができました。
このごあいさつカードが、誰かの素敵な出会いのきっかけになればうれしいです!
~記事はあくまでも一例です。tenkin-noteは、転勤族の転勤が「転機」に、そして楽しい転勤生活になるよう応援しています。~
文:yuki/ライター
※yukiプロフィール:金沢市出身。新聞記者、印刷・Web制作会社のライターを経て、2008年からフリーランスに。夫の転勤で金沢、能登、富山、東京などを転々としながら子育てと仕事に奮闘中。図書館やコワーキングスペースめぐりが趣味。最近は、30年ぶりに習い始めたピアノの練習にもはまっています。