もうすぐ転勤の辞令がでるかも・・・そんな家庭で心配なのは、子どもの心のケアという方も多いのではないでしょうか。
我が家も転勤してから5年近くが経ち、もうそろそろかな~と思い始めています。しかし長男は小学一年生。今の小学校がとても大好きなようで、たびたび「学校は変わりたくない!」と言われています。
もし引っ越しすることを伝えなければならなくなった時、どうやって長男をフォローしようか・・と思っていたら、あるではないですか!「引っ越し」に関するさまざまな絵本が!
・引っ越しがわくわくしたものに変わりそうな絵本
・友だちできるかな?の不安が和らぐ絵本
・新しい環境に向かう時に勇気をもらえそうな絵本
など、少し伝えるのが難しいテーマも、絵本なら子ども達が受け入れやすい文章や絵で表現されています。今回は、「引っ越し」がテーマの絵本をたくさん読んでみた中から、子ども達の反応が特によかった3冊をご紹介します♪
お友だちとの別れが辛い時に「やどかりのおひっこし」
少しずつ育んだ友情も、いつかは別れの時がやってくる・・
新しい環境にむかう時に感じるこわい気持ちを思い出し、成長とは何かが変わることなんだ、と再考した内容でした。
今年小学校に入学した長男に、とっても響いたようです。新しいことにたくさんチャレンジした数か月間、不安を感じる場面もあったのでしょうが、お友だちや先生の存在があって少しずつ環境になれていきました。
新しい場所にいっても、君ならまた一からやっていける!そんな風に子どもを励ましたい時におすすめの絵本です。
やどかりのおひっこし
作:エリック・カール
訳:もりひさし
出版社:偕成社
引っ越しって何するの?「ぼくんちひっこし」
こちらは大人も楽しめる、家族みんなで読みたい絵本♪
転居に必要な手続きや荷造りの様子など、絵で内容がわかりやすく、まだ字が読めないお子さんでも楽しめそうです。
家族で準備したり荷ほどきする場面がとっても明るく賑やかで、引っ越しって”家族で楽しむイベント”にもなるんだな~と新しい価値観を知れました。
「引っ越ししてみたい~!」と子ども達が繰り返し読んだ1冊です。
ぼくんちひっこし
文: 山本 省三
絵: 鈴木 まもる
出版社: 金の星社
こんな出会いがあったら素敵!「とん ことり」
郵便受けに、何度も届く贈り物。だれが、届けてくれてるのかな・・?と少しドキドキする絵本でした。
絵本に出てくる女の子のように、子どもにとって知らない地への引っ越しは、とても心細くて不安なのでしょう。(大人だって不安ですから!)
それでも、少し踏み出すと新しい出会いがそこにあって、出会いが一気に心を明るくしてくれる・・
そのことを知っていれば、少しは引っ越しへの不安が少なくなるのかな?と思いました。
娘がとっても気に入ったこの絵本は、絵が可愛らしく表情が細やかで素敵でした!
とんことり
作: 筒井 頼子
絵: 林 明子
出版社: 福音館書店
「引っ越し」は大人にとっても、子どもにとっても特別なこと。寂しい別れも、新天地への期待も貴重な経験になるように・・・絵本を読むことが、もしかしたら不安定になった子どもの(もちろん大人も)心の助けになるかもしれません。
ぜひご家族で、読んでみてください♪
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転校を「研究」し成果をシェアしながら、転校生同士やその親同士を「つなげる」ことに取り組りくみたい。
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https://tenkin-note.com/content/2234
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~記事はあくまでも一例です。tenkin-noteは、転勤族の転勤が「転機」に、そして楽しい転勤生活になるよう応援しています。~
文:渋田ゆうこ/ライター
※渋田ゆうこプロフィール:1歳から小学生まで3人の子育てをしながら、ライター・在宅ワーカーとして活動中。
結婚後、10年で7回の引っ越し経験アリ。得意なことは断捨離です。