ここも東京!青梅のまちとつながる旅 開催報告
東京都青梅市。青梅の印象って何でしょうか。「名前は知っているけど行ったことない」「山と川しかないんでしょう?」「都心からだと遠いんでしょ?」そんな声が聞こえてきそうです。
青梅という街や人に興味を持ってもらって、遊びに来てもらい、いずれは住んでもらえたら嬉しい。また、そんな方たちをサポートしたい。という思いの人たちが青梅にはいて、様々な魅力的な活動を発信しています。
地元住民だからこそ知っている青梅の魅力的な場所、体験そして個性豊かな魅力的な人に会いに行く、青梅の住民から発信された「人と人がつながる 青梅のまちとつながる旅」のバスツアーが2019年11月24日開催されました。
ツアーには小学生から60代の大人まで、総勢21名が参加。満員御礼のツアーになりました。参加された皆さんは青梅に移住してきてもっと青梅の事を知りたい方や、長年青梅に暮らしているけど人のつながりがもっと欲しい方、青梅に住んでいても行ったことが無い場所が沢山有る方などの市内在住の方。市外からの参加者の方も多数いらっしゃいます。市外からの参加の方は、一度行ってみたかったけど機会が無くって、昔に来たことがあるけど改めて青梅に興味があるなど、色々な方が参加してくださいました。
台風被害を乗り越えた奥多摩フィッシングセンターへ
お天気が心配でしたが、何とか晴れていよいよツアーに出発です!
市役所の職員のかたに見送られてバスは青梅市役所から奥多摩方面へ出発。途中古い街並みが残る青梅街道を通って、昭和レトロな駅舎の青梅駅へ。電車で市外から来られた方たちと合流。車内では自己紹介をしながら、バスはさらに山道へ。
最初の目的地、奥多摩フィッシングセンターに到着です。
奥多摩フィッシングセンターは、多摩川でエサ釣りやルアー釣りが、家族でも釣り上級者でも楽しめる管理釣り場です。
現在は全域で釣りが楽しめるように営業されていますが、ツアー当日は9月の台風19号の被害の爪痕が残る中、ようやく再開出来た釣り堀を使ってのニジマス釣りを楽しみました。
初めて魚を釣った子どもや大人、皆さん本当に楽しそう‼
釣りたてのニジマスは本当に奇麗で元気で、ガシッとつかめない子供が続出。お父さん達もビチビチ跳ねる魚に悪戦苦闘。歓声が響きます。
釣った魚はバーベキュー広場で炭火焼に。炭のおこし方からレクチャーを受けます。
魚釣り、炭おこし、青梅の古いお話しなどを丁寧にお話ししてくださったのは、市内で自転車屋さんを営む自転車コーキ屋の濱中康輝さんと農家の榎戸茂之さん。
自転車コーキ屋さんは、本格的な自転車からシティサイクルなどの日常の自転車まで幅広く扱っている「街の自転車屋さん」です。レンタサイクルの受け取りも行っている、青梅の事なら何でも知っている生き字引です(まだお若いですが)。
濱中さんから青梅夜具地や歴史のお話しを聞きながら、青梅のお弁当屋さんの「ひらまつ」の美味しいおにぎりを食べました。もちろん、炭火でじっくり焼いたニジマスも頬張ります。中には魚が苦手なお子さんも。でも自分で釣った魚は別格!もちろん完食です。他にもスタッフが用意した青梅産の野菜たっぷりのけんちん汁も食べて、お腹いっぱいのお昼ご飯でした。
名残惜しい奥多摩フィッシングセンターに別れを告げて、次に向かったのは青梅駅前。
青梅駅周辺は近年空き店舗が増えています。そこで(株)まちつくり青梅さんでは、新しい店舗と物件オーナーさんのマッチングをサポートして、青梅を活気ある魅力的な街にされるお手伝いをしています。新規創業される方向けにもおうめ創業支援センターへの紹介もされています。
先ず訪れたまちの駅青梅では、青梅の特産品はもちろん、新鮮な青梅産の野菜や、薪で焼いたパウンドケーキなど欲しい物が沢山!私もパウンドケーキを購入。美味しかったですよ!そうそう、「ひらまつ」のおにぎりもこちらでも買うことが出来ます。
古くからの街並みや映画看板の上がった趣あるお店をのぞきながら、次に青梅のオリジナル地ビールが楽しめる「青梅麦酒」にお邪魔しました。こちらは地元の酒屋さんでもある「武藤酒店」さんのお店です。美味しそうなクラフトビールに大人の皆さん思わず購入!子どもたちは風味豊かなコーラを美味しそうにゴクゴク。
古い街と新しいお店の街並みを、ビール片手にぶらぶら散策。青梅ならではの楽しみです。
青梅の土に親しむ。サツマイモ堀り
面積の広い青梅市では山あいの場所から平地の畑や住宅地まで様々な景色が広がります。
次の体験は、奥多摩や秩父の山々が見渡せる広々とした畑でさつま芋掘りです。
さつま芋を育てている畑の持ち主は、(有)榎戸園の榎戸茂之さん。青梅で17代続く農家さんです。青梅には古くから何代も続く農家さんがたくさんいらして、新鮮な野菜や卵、乳牛や養豚を生業にしている方もいます。
榎戸さんのさつま芋は農業祭で特別賞を頂くほど、美味しいお芋です。季節にはJA直売所の「かすみ直売センター」で購入することもできます。お芋の美味しい食べ方や保存方法を教えて頂き、いよいよ芋掘りです。土をグイグイと掘り進むと、赤い色のふっくらとしたさつま芋が次々と顔を出しました。袋いっぱいに収穫できたお芋は自宅へのお土産。教えて頂いた通りに1ヶ月程保存してから美味しくいただきます。
ツアーのラストは、古民家カフェでほっこり
1日青梅市内を回ったツアーの最後は、「カフェむく」で美味しいお茶やジュースを頂きながら、カフェを経営されている健幸工房シムラの社長さんに青梅に暮らすためのお話を伺いました。「青梅の中でもこの地域が人気ですよ。」等、気になるお話が盛りだくさんでした。シムラでは子育て中のママさん達が気軽によれる、カフェやイベントを多数開催しています。地元の不動産屋さんにとどまらず、街作りや、人と人が繋がれるような空間づくりもされている会社です。今度はイベントにもお邪魔させて頂きたいですね。
1日朝から夕方までたっぷりと青梅を楽しんだ皆さんは、電車や車で帰路につきます。
たくさんお話しして、青梅の空気を吸ってもらって、景色を見てもらって、食べてもらって…初めて青梅に来てくれた方、さらに青梅を知ってくれた方、皆さんと繋がって。少しでも青梅を好きになってもらったら、また遊びに来てください。良かったら一緒に青梅の住民になりましょう!ゆるゆるとつながる青梅の旅でした。
【訪れたお店はコチラ】
「奥多摩フィッシングセンター」
住所:〒198-0174 青梅市御岳2丁目333
電話番号 0428-78-8393
営業時間 7:00~16:00(3月~11月)
7:30~16:00(12月~2月)
8:00~16:00(釣り堀のみ)
定休日 12月~2月 木曜日、12月29日~翌1月2日
「青梅麦酒」
住所:〒198-0083 青梅市本町145
電話番号 0428-78-3106
営業時間 (月・水~金)12:00~14:00、17:00~23:00
(土)12:00~23:00
(日)12:00~20:00
定休日 火曜日
「(有)榎戸園」
住所:〒198-0024 青梅市新町1-19-10
HP http://enokidoen.com/index.html
「MUKU Cafe」
住所:〒198-0024 青梅市新町5-4-8
電話番号 0428-33-9558
営業時間 10:00~16:00(L.O.15:30)
定休日 水曜日
「健幸工房シムラ」
住所:〒198-0024 青梅市新町5-4-8 古民家むく2階
電話番号 0428-33-9555
営業時間 8:00~17:00
定休日 毎週水曜日、第2・4火曜日、祝日
「自転車コーキ屋」
住所:〒198-0036 青梅市河辺町10-11-4
電話番号 0428-78-3658
営業時間 10:00~20:00
定休日
青梅市の情報はこちらから
東京都青梅市は、東京の多摩西部に位置し、
奥多摩から続く山々と多摩川の恵みを受ける自然豊かな土地です。
そんな青梅市を訪れてみたいと思った方、住んでみたいと思った方、住んでいるけどもっと青梅を知りたい方、どちらの方々にも青梅市の魅力を満喫してもらえたらと思っています。
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