転勤妻が「まちとつながる」旅(富山)レポート2018

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2018年秋、富山県と協働で転勤等で富山に引っ越してきた方々を対象に「まちとつながる旅」を開催しました。第2回目のツアーは富山市内。ツアーの様子をレポートします。


まちとつながる旅

富山ツアーのレポートを書いてくれたのは利根川さん。富山に来る前のお仕事は銀行でまちづくりを担当。現在はハッピーママでのライターやまちづくりのお手伝い中です。利根川さんは富山に来て3年目。友人の紹介で、今回のツアーに応募してくださいました!






~2018年11月19日(月)今の富山とつながる富山・街ぶらり歩きコース~


集合は富山県庁の玄関前。場所が県庁前ということもありみんな少し緊張気味。でもその緊張をほぐすように、今回のコーディネーター、女優・講師の澤井ネネさんが笑顔でお出迎えをしてくれました。ネネさんも実は首都圏から富山県へ移住してきて、2人の男の子の子育て中とのこと。がぜん親近感が沸いてしまいました。



初体験!の路面電車


パラパラ雨の中でしたが、「いつ頃転勤されてきたの?」など、転勤妻という共通点があるから、話のきっかけがつかみやすいのが嬉しいところ。「県庁前駅」から電車に乗るとみんなほっと一息。


そして気づいた「私、路面電車乗るの初めてです!!」。その声に、「私も!」と車内をキョロキョロ、みんなから笑みがこぼれました。



芋づる式 “この街のお気に入り”の見つけ方


最初に訪れたのは雑貨店「Labour&Laboratory」。お店のご主人は東京からのUターンだそう。「気に入ったお店をひとつ見つけたら、そのお店の人と話をしてみるといいですよ。お店同士つながっていますから次のお店を紹介してくれるはず。」なるほど!1つだけ好きなお店を見つけたら、後は芋づる式に街と仲良くなれるってわけですね。メモメモ!


その後に訪れた「総曲輪通りの裏通り長屋」。一見なんでもないけれど、足をとめて見てみるとものすごくオシャレなお店が並ぶ通り。コーヒースタンドに子どもの本の古本屋さん。富山ってオシャレなんだ~!と心躍るワクワク感。


ランチは「HOTORI SANDWICH&TEA」。大きなソーセージが挟まれたサンドウィッチとスープをいただいてリラックス。2階の映画館HOTORIで、ゆったりとした極上のシートに座らせてもらい夢心地。「ジケの靴工房」での皮のキーホルダーづくりのワークショップも楽しかったです。


革小物

街の懐に入れてもらえた喜び


続いて訪れた「総曲輪レガートスクエア」は、出産・子育てから在宅医療などの拠点「富山市まちなか総合ケアセンター」と、レストランやイベントスペースなどもある官民複合施設。見学した「産後ケア応援室」では「もう一人産めそう!」との声も。知らない土地に移住して、頼れる人がいない出産・子育ては本当に大変。いざという時に頼れる場所、人は徹底的にリサーチしておくに限ります。


お店だって、オシャレなお店は毎日行けないから、ほっと安心できるお店も知りたいところ。「石谷もちや」ではコーディネーターのネネさんが「私、この、あやめ団子の抹茶味をね、一本だけ買って食べるの。ふふふ。トロトロなの。とっても美味しいの。」と言うもんで、お買い上げ。1本108円。お財布にやさしい家族へのお土産を手に入れました。



老舗の甘酒まんじゅう本舗「竹林堂」では、大女将が温かいお茶と出来立てほかほかのお饅頭でおもてなしくださいました。「Café54」では、街のことなら何でもご存知のママと、小説のモデル(富山県出身作家、山内マリコさんの『メガネと放蕩娘』の主人公のモデルになったという、中央通りにある昆布屋の娘さん。シャッター通りだった商店街を当時まだ女子高生だった彼女があるアイディアで復活させたお話。)の方とのおしゃべりタイム。


頼れる人のいない街で子どもを抱え、緊張しながら過ごしている毎日。今回の旅は、地元の方に温かくしていただき、富山の懐に少しだけ入れてもらえたような、そんなじ~んとする嬉しい時間でした。ツアー開催に協力してくださった街のみなさん、本当にありがとうございました!








コーディネーター:澤井ネネさん(「あなたらしく輝く」-アナタラシック代表)
小さな子供を抱えての転勤。不安だった5年前あの頃の私が行きたかった場所、知りたかった情報がいっぱいのツアーになりました。皆さんの『笑顔』が何より嬉しかったです!

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