転勤妻のとまどいランキング上位? “タケノコ”の処理方法

総合評価: 4.035 件のレビュー)
タケノコ

転勤で地方へ行くと、自然の恵みをいただくことがありますよね。
うれしい反面、とまどってしまうこともある“自然の恵みの調理”。


なかでも、いただく機会の多さと難易度から「とまどいランキング」の上位にあげられるのが、タケノコではないでしょうか?

私は料理が好きなので、直売所などで新しい食材を見かけたら自らチャレンジしてみます。

そんな私ですが、
はじめてタケノコを購入した時は、
「糠(ぬか)をおつけしますか?」とレジで聞かれ、なんのことかわかりませんでした。

「いりません。」と答えましたが、
後で「アク抜き」をしようと思って調べた時に、とても後悔したことは言うまでもありません。(笑)



みなさんご存知のように、タケノコは皮をむいて切るだけでは食べられません。
調理の前に「アク抜き」という作業をしなければならないのです(笑)!

また、収穫してから時間が経てば経つほどアクが増していくらしいので、
手に入ったらなるべく早くアク抜き作業を開始しましょう。


ご自身で購入される場合は、
売り場に米糠が置いてあれば、一緒にもらってくることも忘れずに。



アク抜きの方法


タケノコ2~3本
用意するもの

  • ・大きめのお鍋(タケノコが入る大きなお鍋がなければ、フライパンでも代用可。)

  • ・おとしぶた(お皿で代用可)

  • ・糠(ぬか)1カップ
    糠がないときは、米のとぎ汁(濃いほうがよい)または米1/4合(無洗米はNG)

  • ・鷹の爪 1,2本(えぐみを和らげる効果があるようですがなくてもok)

  • ・水


1, タケノコの泥を洗い流す。固い皮を2,3枚はがす。


2, 穂先を斜めに切り落とす。
垂直に、実を切らない程度の深さで皮に切り込みを入れる。
切る


3, 鍋にタケノコ、糠(またはとぎ汁、米)、鷹の爪を入れ、タケノコがかぶる程度の水を入れる。ゆでている最中にタケノコが浮いてこないように、おとしぶたをする。
煮る


4, 火にかけ沸騰したら、弱火にして1時間加熱する。(糠の場合、吹きこぼれやすいので注意する)
タケノコがお湯から出ないように水が減ったら水を足す。


5, タケノコの一番太い部分に竹串を刺し、スッとさせるようであれば火を止める。
固い場合はさらに20分程ゆで、竹串で再度確認する。
さす


6, すべてを鍋にいれたまま一晩おく。(冷ます時間もアク抜きに必要。)


7, 翌朝、水洗いして糠を落とし皮をむく。保存する場合はタッパーなどに水を入れて保存する。アク抜き完了!(冷蔵庫で2,3日保存可能。)


その後は、タケノコご飯にしたり、煮物にしたり。
私は自家製のメンマがお勧めです!
格別に美味しいですよ!



自家製メンマの作り方


メンマ

【材料】

  • ・あく抜きをしたタケノコ 200g(水煮で売られているものでもok)

  • ・ごま油 大さじ2

  • ・鶏がらスープの素 大さじ1

  • ・砂糖 大さじ1

  • ・醤油 大さじ2

  • ・酒 50ml

  • ※豆板醬、唐辛子、一味唐辛子等、辛みを加えたい方はお好みで入れてください。


    1, フライパンにごま油をいれ、タケノコを炒めます。


    2, 少し炒めたら、残った調味料を入れ、中火で水分がなくなるまで炒めて完成です!


    ラーメンに入れてもよし、白いご飯にのせてもよし!美味しいこと間違いなしです。




    タケノコをはじめ、自然の恵みの下処理は手間がかかりますよね…。
    友人は、
    「自分でアク抜きしたタケノコで、
    タケノコご飯を作ったら、主婦レベルがアップした気がする!」
    と言っていました。


    確かに、はじめての食材にチャレンジして美味しくできたときって、
    自信につながる気がします!
    手間をかけてアク抜きに挑戦した自分をほめてあげましょう(笑)


    実は、スナップエンドウの筋を取る簡単な方法を編み出せないかなと、
    毎回いただくたびに試行錯誤していますが、いまだに編み出せずにいます(笑)


    採れたてのタケノコが食べられるのは、一年のうちの一ヵ月ほどです。
    水煮で売られているものとは、香り、触感が全く違います!


    短い旬のタケノコをいただいたり見かけたりしたら、
    ぜひ挑戦してみてはいかがでしょう?


    ~記事はあくまでも一例です。tenkin-noteは、転勤族の転勤が「転機」に、そして楽しい転勤生活になるよう応援しています。~


    文:写真 はるな/ライター


    ※はるなプロフィール:三児の母。大学では臨床心理学専攻。卒業後、家事代行会社勤務。スタッフ研修、管理担当。物心ついたころから家事が好き。「HaRu.」としてアクセサリーも手がける。好きなことは美味しものを食べること、体を動かすこと。

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