転勤に伴う悩みのひとつに、“行く先々で新たにお友だちを開拓しなくてはいけない”というのがありますよね。初めて足を踏み入れる土地に、どんな人たちが住んでいるのか。十把一絡げにはいえませんが、地域の特性をほんの少しだけでも知っておくと人間関係もつくりやすいですよ。今回は、愛知県の県民性について、愛知に住むライター山本がまとめました。参考にしてみてくださいね!
貯蓄額は全国6位
愛知県民の金銭感覚を表すのに、昔からよく使われる言葉があります。「一安二量三味(いちやす、にかさ、さんあじ)」。意味は、まず安いのがよしとされ、さらに量も大事。そこが合格ラインなら味はまぁまぁでもOKかといったところ。一見、ただのケチと思われますが、ノリがよくて見栄っ張りな人が多いかも!?さらに、新しい物好きで派手さも好む傾向があるので、「そんなところでお金を使っちゃうの?」という驚きの散財をすることも。ここまでの話は、手土産の参考にしてみてくださいね。
しかしながら、「ここまでの散財なら大丈夫」という自分なりのラインを持っているので、倹約するところはしっかり倹約している気がします。貯蓄から負債を差し引いた純貯蓄額は、全国6位だと他記事でもありました。
ここでワンポイント!愛知県民と上手に付き合うなら、お金の使い方は考えながら使いましょう。さもないと、毎朝喫茶店のモーニング(パンとゆで卵はセットが標準)で少しずつお金が…でも、モーニング文化、話がはずんでとってもいいですけどね!
方言を方言と認識していない
ちょっとやっかいなのが方言です。愛知県民は、自分たちが使っている言葉が方言だと気づいていない場合が多い気がします。語尾の使い方やイントネーションが違う程度のものはいいのですが、言葉が指している意味そのものが違う場合があります。また、愛知県の中でも尾張地区と三河地区でも若干違います。
例を挙げると、学校の「放課(ほうか)」。一般的には授業が全て終わった後の時間を「放課後」といいますが、愛知では違います。言葉のイントネーションは標準語と同じですが、指している意味は授業と授業の合間の休み時間です。また、「ほかる」は、一般的には「そのままにしておく」という意味で「ほかっておけ」と使いますが、愛知県民は「ほかっておけ」と言われたら「捨てる」と捉えます。愛知県で「そのゴミほかっといて」といわれたらステイではなく、捨てるだと思ってくださいね。通じないなと思ったら聞くことが大事です。
信頼を獲得するとグッと近づく
性格は、堅実で慎重なのが特徴です。頼まれた仕事は粘り強く最後までやり抜く人が多いですね。真面目にコツコツといったところでしょうか。「日本の製造業を支えている」という熱い想いで仕事をしている人が多いので、朝早くから出勤して夜も早々に引き上げて明日に備える人多数。「名古屋は夜が早い(お店が早い時間に閉店する)」といわれる所以でもあると思います。
方言を方言と認識していないことからみても、外に目を向けることが少なく、人を信用するまでに時間がかかります。しかし、一度信頼を置くと一気に親密になるので、人懐っこさを感じると思います。
いかがでしたか?自分も含め、郷土愛が強く、ちょっと自己チューな愛知県民かもしれませんが、やるときはやる精神で頼りになります。ぜひお近づきのヒントにしてくださいね。
~記事はあくまでも一例です。tenkin-noteは、転勤族の転勤が「転機」に、そして楽しい転勤生活になるよう応援しています。~
文:ヤマモトジュンコ/平和主義&楽しいコトが大好き
※ヤマモトジュンコプロフィール:男の子2児の母。地元情報誌の編集者やグラフィックデザイナーなどをして二十年余。現在はサイト管理をしたりアナリティストとにらめっこ。シニア対象にiPadやIPhone操作を教える講師もしています。人生は楽しいのが一番!がモットー。最近は運動を好きになろうと必死。