転勤族の子どもにとって「習い事」はどんな位置づけでしょうか?
現在、我が家の子どもは小学校高学年。ベビーの時から今までスイミングを継続しています。子どもは喘息気味だった事もあり、「気管支を強くするにはスイミングが良い!」と聞いたので、ベビースイミングをスタートしました。
あれから10年、こんなにも長く続ける事はスタート時には考えていませんでした。ではなぜ継続しているのでしょうか?
今回は習い事についてお届けします。
これだけは他人に負けない!「自己肯定感」
転勤族の子どもにとって習い事を継続することは簡単な事ではありません。
- ・毎回入会金を払わなければならない
- ・新しい土地で、一から習い事を探さなければならない
- ・またすぐに引越しをしなければならない
など、始めさせることに躊躇する転勤ママも多いと思います。
ではなぜ、習い事をさせるのか?
我が家の場合、自信をつけさせる為「興味のある事は体験させる」ことにしています。なぜならば、経験した事がないものは即拒否する性格だからです。自分に自信が無いと、転校を繰り返す学校生活を楽しく過ごせないと考え、様々な習い事をさせてきました。その中でも、これだけは他人に負けない!「自己肯定感」を高めてくれる2つの習い事に出会いました。
習い事1 スイミング
自分の能力を発揮できるスイミングは「新しい土地に行っても必ず存在する場所」と子どもは認知しています。
確かに各地どこに行ってもプールは存在するのです。新任地で遊べるお友達もいないけど、プールに通い続ければプール友が出来るのです。また、選手コースに在籍していた事も、自信につながっています。現在は勉強も忙しくなったため週2の普通コースですが、運動不足解消、ストレス発散になる様で休まず通っています。選手コースを辞める時に“ただ早く泳げる子”にするのは残念なので、泳力検定1級に挑戦し見事合格!初の資格取得となりました。
習い事2 将棋
将棋ブームにのって始めた訳ではないのですが…
入学と同時に通い始めた、放課後児童クラブで楽しさを発見したらしく、親の知らない間に身につけた将棋。「将棋が楽しい!」と言い始めたとき、私達夫婦はホッとしました。というのは「一人でも楽しめる何かをもう一つ欲しいよね」と話している時期だったからです。
また対局相手は子どもから大人まで幅広く、挨拶・礼儀など将棋を通して学び成長しているように思います。始めた頃は対戦相手も少なく、相手を見つける為に自分から話しかける行動力・コミュニケーション力なども自然とつきました。運が良い事に、人気者の加藤一二三先生と対局のチャンスも頂き実力もついてきました。現在は初段を目指して頑張っています。
いかがでしたか?
子どもの習い事は親の希望もあると思いますが、本人のやる気が無いと継続は難しいと感じています。我が家の場合、団体競技には向いていない性格もあり「一人でも出来る何か」を常に探していました。
将来役に立つ習い事なのかと聞かれれば答えようがありません。しかし引越しが続く転勤族の子どもにとって、場所は変わっても、慣れ親しんだ環境は安心を生み、必要だと思っています。子どもが新しい土地に早く慣れるように環境づくりの1つとして習い事もポイントにしてみては?
~記事はあくまでも一例です。tenkin-noteは、転勤族の転勤が「転機」に、そして楽しい転勤生活になるよう応援しています。~
文:おりた みゆき / 転勤妻&ママ/飾り巻き寿司講師
※おりた みゆきプロフィール:「家族仲良く!」がモットーの全国転勤組、1人っ子のママです。夫の定年も残約10年、老後の生活も考え始めるお年頃・・・
自分自身のコミュニティーを広げるために「飾り巻き寿司講師」になり社会・地域との繋がりが出来た事で、転勤生活を楽しんでいます。