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                      <title>転勤ノオト｜あなたらしく、転勤ノオト。</title>
                      <link>https://tenkin-note.com/</link>
                      <description>Tenkin-note「転勤ノオト」は、引っ越す人たちが支え合うwebマガジンです。</description>
                      <lastBuildDate>Sun, 12 Apr 2026 18:49:20 GMT</lastBuildDate>
                      <language>ja_JP</language>
            <item>
			  <title><![CDATA[【富山県ウェルビーイング推進課・牧山課長インタビュー】 “転勤族を歓迎”してくれる！？富山県の施策とは（後編）]]></title>
			  <link>https://rassic.jp/content/3020</link>
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			  <pubDate>2022-12-16 10:37:22</pubDate>
			  <description><![CDATA[<p class="tenkin-note">富山県ウェルビーイング推進課が主催しているとやま転勤族コミュニティ<a href="https://tenkin-note.com/content/2474" target="_blank" rel="noopener">「E-TENKI（いーてんき）」</a>。
富山県に関係する転勤族の情報収集の場として、交流の場として、地域との接点として…様々な形で転勤族に寄り添うオンラインコミュニティを目指しています。</p>
<img class="alignnone size-full wp-image-3015" src="https://tenkin-note.com/wp/wp-content/uploads/2022/12/E-TENKI.jpg" alt="E-TENKI" />
<p class="tenkin-note">今回は、「E-TENKI」が開設された背景や担う役割、その裏側にある富山県の思いとはいったいどんなものなのかというところに焦点を当て、富山県ウェルビーイング推進課の牧山課長にお話を伺いました。</p>
<p class="tenkin-note">県民だけでなく、富山県に関わりを持ってくれるすべての「関係人口」を巻き込んだ、「幸せ人口1000万」構想のもと、富山県に関係する転勤族のみなさんにも充実した日々を過ごしてもらいたい。
<a href="https://tenkin-note.com/content/3018" target="_blank" rel="noopener">前編</a>では、そんな「E-TENKI」発足への思いをお聞きしました。</p>
<p class="tenkin-note">後編では、「E-TENKI」が実際にどんなふうに活用されているのか、また、今後の課題や展望をお伺いしていきます。</p>

<h2>“心ある”交流の場に</h2>
<p class="tenkin-note">令和4年6月から始動した「E-TENKI」は、現在95人もの方に参加いただいており、帯同されている方を含めると2~3倍になります。（12月1日時点）</p>
<p class="tenkin-note">―――このオンラインコミュニティに込められた想いについて教えてください。</p>
<p class="tenkin-note"><strong>牧山課長：</strong>ウェルビーイングを感じる上でRelationship（人間関係）は重要な要素のひとつですが（<a href="https://tenkin-note.com/content/3018" target="_blank" rel="noopener">前編</a>参照）、転勤してきていきなり人とのつながりをつくるのって難しいですよね。
ましてや、コロナ禍でなかなか外に出られなかったり、人と会って情報を得たりっていうのができなくなってきている。
そんなときに、<strong>まずは入り口として「E-TENKI」のようなオンラインコミュニティがあれば、そこをきっかけにしてつながりづくりをしてもらいたい</strong>と思っています。</p>
<p class="tenkin-note">―――参加者からは、心のよりどころになっているという声も届いているそうですね。</p>
<p class="tenkin-note"><strong>牧山課長：</strong>ウェルビーイングの観点から言ったら、<strong>「E-TENKI」って居場所と舞台のようなものかもしれないです</strong>。
同じ境遇にあって、気の合う人たちが集まるコミュニティであり、発言したら誰かが応えてくれる。</p>
<p class="tenkin-note">『この前○○に行ってきました！』という発言に対して、『今度行ってみます』『私も行ってきました！』といったやり取りだったり、病院探しで困ってるという発言があれば、たくさんの人が情報を流してくれたり。</p>
<img class="alignnone size-full wp-image-3021" src="https://tenkin-note.com/wp/wp-content/uploads/2022/12/オープンチャットss.jpg" alt="オープンチャットss" />
<p class="tenkin-note"><span style="color: #999999;">小児科探しに困っている方へ様々な情報が寄せられた</span></p>
<p class="tenkin-note"><strong>情報を投げる人も受ける人もみなさん、“心”があるなと思っています</strong>。
人のためにと思ってやっていることって、実は自分にとってもいいことなんですよね。
人との交流の中で幸せを感じられる、まさにそんな場所になりつつあるんじゃないかなと思っています。</p>

<h2>転勤族は富山県にとって貴重な存在？！</h2>
<p class="tenkin-note">―――生まれてこのかた富山県外で暮らしたことがないという牧山課長。
転勤族の行動力や「E-TENKI」内で流れている情報は、生粋の富山県民の目にはどのように映っているのでしょうか？</p>
<p class="tenkin-note"><strong>牧山課長：</strong>この仕事をしていて思うのは、自分は富山に住んでいるのに富山のことをあまり知らないなって。行ったことがないところも結構多いんです。自分の住んでいるエリア外って、意識的に遠いんですよね。</p>
<p class="tenkin-note">一方、<strong>転勤で来られた方は先入観なくどこにでも行けるし、新鮮な目で見ることができる。それってとても貴重な目線なんです。</strong></p>
<p class="tenkin-note">富山県に住んでいる方々がどうってことなく思っていたことが、実は外の人からしたら価値あることも。それを見つけてもらえるのは富山県にとってとても大事なことです。</p>
<p class="tenkin-note"><strong>新しい目線を楽しめるかどうかで、県民の富山県に対する見方もガラッと変わってくるんじゃないでしょうか。</strong></p>
<img class="alignnone size-full wp-image-3014" src="https://tenkin-note.com/wp/wp-content/uploads/2022/12/富山転勤.jpg" alt="富山転勤" />
<h2>多様な人が幸せに暮らせる富山県を目指して</h2>
<p class="tenkin-note">―――着々と参加人数も増え、活発なやり取りがされている「E-TENKI」ですが、まだまだ動き始めたばかり。
今後の課題や展望を教えてください。</p>
<p class="tenkin-note"><strong>牧山課長：</strong>現在もたくさんの方に参加していただいていますが、もっと裾野を広げていきたいです。
単身赴任の方や独身の方も参加してもらえるとより人の輪も広がるんじゃないかなと思っています。いろんな角度からの情報が入ってきたり接点が増えたりするのは、参加者にとってもいいことですよね。</p>
<p class="tenkin-note">―――コロナ禍の影響もあって、オンラインコミュニティという特性が功を奏していますね。</p>
<p class="tenkin-note"><strong>牧山課長：</strong>オンラインはオンラインの良さがありますが、こうした<strong>オンライン上でのつながりをもとにリアルなつながりも広げていってもらえればうれしい</strong>ですね。オフ会や交流会に参加したり、自分で何か企画したり。</p>
<img class="alignnone size-full wp-image-3010" src="https://tenkin-note.com/wp/wp-content/uploads/2022/12/オフラインイベント.jpg" alt="オフラインイベント" />
<p class="tenkin-note"><span style="color: #999999;">「E-TENKI」内の“サークル活動”として、ブルーベリー狩りを楽しむ参加者のみなさん</span></p>
<p class="tenkin-note">そうして自分の「居場所」や「舞台」を見出してもらえるんじゃないでしょうか。
このコミュニティが心の支えとなり、幸せに暮らす土台となってくれれば本望です。</p>
<p class="tenkin-note">―――富山に転勤で来ている方だけでなく、富山に転勤経験のある方やこれから富山に転勤予定のある方も参加できるのが「E-TENKI」の特徴ですね。
富山を離れたあともつながり続けられるツールとして、どんな未来像を描いているのでしょうか？</p>
<p class="tenkin-note"><strong>牧山課長：</strong>人との交流や地域とのつながりの中で充実した富山生活を送ることができたら、<strong>富山を離れてもきっといい思い出とともに心に残る</strong>と思うんです。富山っていいところだったよ、と広めてもらえれば私たちもうれしいですし。</p>
<p class="tenkin-note">別の土地に転勤になっても「E-TENKI」でつながり続けて、『富山って今こうなっているんだ』って見てもらったり、先輩転勤者として情報提供してもらったり。
そんなふうに、<strong>どんどん人流が増えて、コミュニティの輪も広がっていくのが理想的な形</strong>です。まさに、「幸せ人口1000万」の目指すところです。</p>
<p class="tenkin-note">「E-TENKI」のような取り組みによって、<strong>多様性を受け入れ、多様性をもって生きられる富山県になっていければいいなと思っています。</strong></p>
<img class="alignnone size-full wp-image-3011" src="https://tenkin-note.com/wp/wp-content/uploads/2022/12/多様性を受け入れる富山県へ.jpg" alt="多様性を受け入れる富山県へ" />
<p class="tenkin-note">--------------------------------------------------</p>
<p class="tenkin-note">地元の人もそうでない人も、富山にご縁があって関わる全ての人の幸せを実現させるべく掲げられた「幸せ人口1000万」構想。
なにかのご縁で富山に来た転勤族にも富山での生活を豊かにしてもらえるように、心のよりどころとして「E-TENKI」を活用してもらいたい。いずれ離れるときがきてもずっと富山とつながっていてほしい。そんな富山県の思いをお聞きすることができました。</p>
<p class="tenkin-note">最後に、牧山課長から転勤族や「E-TENKI」参加者のみなさんへのメッセージをいただきました。</p>
<p class="tenkin-note">「『ちょっこし寄ってかれま。』（『ちょっと寄ってって。』の富山弁）という気持ちでやっています。
ぜひ周りの方にもお声がけいただき、気軽に参加していただければうれしいです。」</p>
<p class="tenkin-note">文・インタビュー：あずま　るに / ライター / 焼き菓子のお店única（ウニカ）店主</p>
<p class="tenkin-note">※あずま　るにプロフィール：東京出身。お菓子作りの夢を追って富山に来たのが7年前。農家でのお菓子作り、富山県移住相談員を経て、第一子の育休中にフリーライターに転身することを決意。店舗を持たない小さな焼き菓子店との“二足のわらじ”に挑戦中。
生粋の富山男子である夫、3歳と0歳の娘たち、甘ったれ茶トラ猫と暮らしています。</p>]]></description>
		      </item>
		    <item>
			  <title><![CDATA[【富山県ウェルビーイング推進課・牧山課長インタビュー】 “転勤族を歓迎”してくれる！？富山県の施策とは（前編）]]></title>
			  <link>https://rassic.jp/content/3018</link>
			  <guid>https://rassic.jp/content/3018</guid>  
			  <pubDate>2022-12-16 10:33:30</pubDate>
			  <description><![CDATA[<p class="tenkin-note">令和4年6月から始まった、とやま転勤族コミュニティ<a href="https://tenkin-note.com/content/2474" target="_blank" rel="noopener">「E-TENKI（いーてんき）」</a>。
LINEオープンチャット内で富山にご縁のある転勤族のみなさんが気軽に交流・情報交換できる場として利用いただいています。</p>
<p class="tenkin-note">「E-TENKI」を主催しているのは富山県ウェルビーイング推進課。運営は<a href="https://www.tenkin-lab.com/" target="_blank" rel="noopener">一般社団法人TENKINLAB</a>が行っています。
全国各地に転勤族のコミュニティは様々ありますが、県主催のものは多くはないのではないでしょうか？</p>
<p class="tenkin-note">今回は、富山県ウェルビーイング推進課の牧山課長に、「E-TENKI」発足の経緯や、転勤族とのかかわりの中で今後、富山県の目指す姿についてお伺いしてきました。</p>
<p class="tenkin-note">前編では、そもそもウェルビーイングってなに？どうして転勤族に着目したコミュニティを富山県が始めたの？というお話をお伝えしていきます。</p>
<img class="alignnone size-full wp-image-3012" src="https://tenkin-note.com/wp/wp-content/uploads/2022/12/牧山課長.jpg" alt="牧山課長" />
<p class="tenkin-note"><span style="color: #999999;">富山県ウェルビーイング推進課・牧山課長</span></p>

<h2>富山県ウェルビーイング推進課ってどんな部署？</h2>
<p class="tenkin-note">―――令和４年度から始動した富山県ウェルビーイング推進課。全国でも珍しい名前を冠した部署ですが、その狙いはいったいどんなものなのでしょうか？</p>
<p class="tenkin-note"><strong>牧山課長：</strong>まず、ウェルビーイングというのは、<strong>子どもからお年寄りまで、みんながそれぞれ日々の生活に満足して暮らしている</strong>、という状態であると思っていただけるとわかりやすいかもしれません。</p>
<p class="tenkin-note">富山県では、ウェルビーイング推進課の発足に先立って、令和４年2月に富山県成長戦略が策定されました。</p>
<p class="tenkin-note">この<strong>成長戦略の中心にあるのが“「真の幸せ」ウェルビーイング”という考え方</strong>なんです。
富山県成長戦略について具体的にお話しすると、富山県のウェルビーイングの向上により、優秀な人材を県内に引き留めるのではなく、人材の出入りを活性化させようというものなんです。
そうすることで、次世代の価値を産む人材が富山県に育ち、県外からも引き寄せられて富山県に集積する。
そのような多様な人材により新たな産業や価値を創出することを、成長戦略の核に据えています。</p>
<p class="tenkin-note">その好循環の根底にある富山県民一人ひとりのウェルビーイングってなんだろう？どうやったら実現できるんだろう？ということを追究しながら、この考え方を県民のみなさんに広めていこうと活動しているのが、私たちウェルビーイング推進課です。</p>
<img class="alignnone size-full wp-image-3013" src="https://tenkin-note.com/wp/wp-content/uploads/2022/12/富山県ウェルビーイング推進課.jpg" alt="富山県ウェルビーイング推進課" />
<h2>そもそもウェルビーイングって？</h2>
<p class="tenkin-note">―――ウェルビーイングって、なんとなくはわかる気がするけど具体的にどういうことなのでしょうか？
その要素は一人ひとり違ってなかなか定義づけもできないし、比較的新しい考え方でもあるから言葉の意味を捉えようとすると難しいですよね。</p>
<p class="tenkin-note"><strong>牧山課長：</strong>様々な分野の学者がウェルビーイングについて研究している中で、参考になる話が３つあるのでご紹介しますね。</p>
<p class="tenkin-note">１つ目は、マーティン・セリグマン博士の<strong>「PERMA（パーマ）理論」</strong>というものです。</p>
<p class="tenkin-note"><strong>「Positive Emotion（ポジティブ感情）」「Engagement（没頭、没入）」「Relationship（人間関係）」「Meaning（意義）」「Achievement（達成）」</strong>の頭文字をとったこの理論では、これら5つの構成要素がそろっていると人は幸せを感じながら暮らせますよ、と言われています。</p>
<p class="tenkin-note">２つ目に、<strong>「居場所と舞台」</strong>が大事だという話もあります。
自分が存在価値を感じられる「居場所」があって、自分が主体となって表現する「舞台」があると「PERMA」の要素を実現しやすくなるという、<strong>ウェルビーイングの土台</strong>になる部分ですね。
居心地がよくて、自分のことを認めてくれるような環境があることが大事なんです。</p>
<p class="tenkin-note">3つ目は<strong>「利他的な心」</strong>。自分のことばかりじゃなく、人のことも思いやることができるということです。
人に喜ばれたらうれしいですし、そんなふうに思いやりを持って暮らしている自分の姿が好きだと、自己肯定できるはず。
<strong>みんながみんな、思いやりと感謝の気持ちを持って暮らしている社会っていうのは、きっと暮らしやすい社会なんじゃないでしょうか。</strong></p>
<p class="tenkin-note">まずは自分にとっての幸せって何かな、というところを一人ひとりに意識してもらって、富山県としてはそれを実現させるためのサポートや環境整備を進めていくことでウェルビーイング向上につなげていきたいと考えています。</p>
<p class="tenkin-note">→富山県ウェルビーイングの推進について詳しくは<a href="https://www.pref.toyama.jp/100224/wellbeing-toyama.html?fbclid=IwAR1ohK3fraCVxQNWApvw9MfDJaCNeOLXDECwPi9WR0ysiUzUHm6wzXFMQsg" target="_blank" rel="noopener">コチラ</a></p>

<h2>転勤族の方々にも富山で幸せを感じてもらいたい</h2>
<p class="tenkin-note">―――富山県民のウェルビーイングを高めることによって、人の流動性を活発にしていこうというのが伝わってきました。
そこで富山県では、<strong>「関係人口」</strong>の創出に力を入れていると聞きますが、このことについて教えていただけますでしょうか。</p>
<p class="tenkin-note"><strong>牧山課長：</strong>富山県は、<strong>富山に関わって、富山に対して“認知”と“好感”を持ってくれる人たちを増やそう</strong>という考え方にシフトしてきています。
成長戦略の中でも、<strong>『幸せ人口1000万～ウェルビーイング先進地域、富山』</strong>をビジョンに掲げています。
（<strong>幸せ人口の中には、富山県民の方々も含まれています。</strong>）</p>
<p class="tenkin-note">「関係人口」という視点に立ったときに、<strong>富山県に関係する転勤族の方々に対してなにかできないか</strong>と思ったんです。</p>
<p class="tenkin-note">仮に自分が他の県に行って、そこでどんなふうに接してもらえたらうれしいかなとか、同じ仲間がいたら心強いなとか、地域との接点になるものや情報を得られるようなコミュニティがあると安心だなって思います。
そんなところに思いを馳せるところから、今回のとやま転勤族コミュニティ「E-TENKI」は始まっているんです。</p>
<img class="alignnone size-full wp-image-3015" src="https://tenkin-note.com/wp/wp-content/uploads/2022/12/E-TENKI.jpg" alt="E-TENKI" />
<p class="tenkin-note">“県民の”ウェルビーイングを高めるとは言っていますが、富山県に住んでいる転勤族の方々はもちろん、住んでいなくても富山に好感を持ってくださるような方たちにもウェルビーイングを感じてもらえるような取り組みをしていきたいと考えています。</p>
<p class="tenkin-note"><strong>転勤族のみなさんにとって、「E-TENKI」は人とのつながりも感じられて、またどこかに転勤しても自分の記憶のなかでいい形で富山県を思い出してもらえるようなツール</strong>になれば嬉しいです。</p>
<p class="tenkin-note">--------------------------------------------------</p>
<p class="tenkin-note">仕事の都合でたまたま富山に来た転勤族。
でもこの土地で、人との交流を通してつながりや居心地の良さを感じてもらい、地域と深くかかわってもらいたい。いずれはここを好きになってもらえるように。転勤も悪くないな、と思ってもらえるように。</p>
<p class="tenkin-note">そんな思いのもと、オンラインコミュニティという形で「E-TENKI」は始動しました。
後編では、「E-TENKI」が実際に動き出してみてどんなふうに機能しているのか、さらに今後の課題や展望についてお伺いしていきます。</p>
<p class="tenkin-note">→<a href="https://tenkin-note.com/content/3020" target="_blank" rel="noopener">後編へつづく</a></p>
<p class="tenkin-note">文・インタビュー：あずま　るに / ライター / 焼き菓子のお店única（ウニカ）店主</p>
<p class="tenkin-note">※あずま　るにプロフィール：東京出身。お菓子作りの夢を追って富山に来たのが7年前。農家でのお菓子作り、富山県移住相談員を経て、第一子の育休中にフリーライターに転身することを決意。店舗を持たない小さな焼き菓子店との“二足のわらじ”に挑戦中。
生粋の富山男子である夫、3歳と0歳の娘たち、甘ったれ茶トラ猫と暮らしています。</p>]]></description>
		      </item>
		    <item>
			  <title><![CDATA[「生き方いろイロ 転勤トイロ」vol.3　中川ユリさん　10年間で7回引っ越した私が定住を決めた理由【後編】]]></title>
			  <link>https://rassic.jp/content/2846</link>
			  <guid>https://rassic.jp/content/2846</guid>  
			  <pubDate>2024-01-08 12:24:43</pubDate>
			  <description><![CDATA[<img class="alignnone size-full wp-image-2838" src="https://tenkin-note.com/wp/wp-content/uploads/2022/09/top2.jpg" alt="中川ユリさん" />
<p class="tenkin-note">10年の転勤生活に終わりを告げ、富山への定住を決意した中川ユリ（なかがわ・ゆり 仮名）さんへのインタビュー。
前編では、転勤生活を振り返りながら【家族】【柔軟】【正直さ】という大切にしている3つの価値観についてお話しいただきました。</p>
<p class="tenkin-note">（前編は<a href="https://tenkin-note.com/content/2820" target="_blank" rel="noopener">コチラ</a>から）</p>
<p class="tenkin-note">自分自身が追い詰められての判断だった、という定住の決め手とはいったいどんなものだったのでしょうか。
後編では、中川さんご一家が転勤族をやめ、定住に至るまでの道のりを聞かせていただきます。</p>

<h2>安心できる心のよりどころを守るため</h2>
<p class="tenkin-note">転勤族が定住を考えるとき、そこには大きなきっかけや決め手となる出来事があるはずです。
仕事復帰や子どもの進学のタイミング、両親の介護…etc.</p>
<p class="tenkin-note">中川さんも、この決断を下すには大きなエネルギーが必要だったと振り返ります。</p>
<p class="tenkin-note">「人って現状維持したいから、すごく負荷のかかることがないと大きな行動はしないじゃないですか。
私の場合はそれが<strong>“家族”というものを守る</strong>ことだったんです。</p>
<p class="tenkin-note"><strong>家族みんながそれぞれの環境でがんばって、家に帰るとホッとする。そんな場所になるように環境を整えることが私にとってはとても大切なこと。</strong>
それを守りたくて、夫に転職をお願いしたっていう経緯があるんです。」</p>
<img class="alignnone size-full wp-image-2832" src="https://tenkin-note.com/wp/wp-content/uploads/2022/09/nakagawasan_01.jpg" alt="家族" />
<p class="tenkin-note">思い切って旦那さんへ転職をお願いした中川さんでしたが、そこには<strong>大きな葛藤</strong>もあったそう。</p>
<p class="tenkin-note">「今の仕事を辞めてって言うのにはすごく抵抗がありました。私があと1、2年我慢すればいいと思っていたから。
でも、後になって<strong>きっと後悔すると思ったんです</strong>。あの時ああだったから辛かったって、夫のせいにもしたくなかった。働き方が選べるなら、誰かが犠牲になる働き方じゃダメだと思ったんです。」</p>
<p class="tenkin-note">今のままの生活を続けていたら、自分がつぶれてしまう。自分がしんどいと、家族みんなにその空気が蔓延してしまう…。</p>
<p class="tenkin-note">そんな思いを抱えながら、追い詰められての判断だったと話す中川さん。</p>
<p class="tenkin-note">「ネガティブでしょ（苦笑）。でも、追々子どもたちにどうしてここに住むことにしたのかって聞かれたら、ありのままを話そうと思っています。<strong>子どもたちに説明できないようなことはしない。</strong>そんな正直さも大切にしていきたいんです。」</p>
<p class="tenkin-note">中川さんはネガティブと言うけれど、一家にとって「定住」は家族みんなが幸せでいるための前向きな決断だったのです。</p>

<h2>10年間の転勤生活を振り返って</h2>
<img class="alignnone size-full wp-image-2833" src="https://tenkin-note.com/wp/wp-content/uploads/2022/09/nakagawasan_02.jpg" alt="転勤生活" />
<p class="tenkin-note">頼れる人がいない中での子育てや、家庭と仕事との両立。
転勤族だからこその大変さ、難しさを経験した一方で、転勤生活で得られたものもたくさんあると中川さんは言います。</p>
<p class="tenkin-note">「引っ越しが多い分、家選びや家具・家電選びの目はだいぶ鍛えられましたよ。これから家を建てるとなったときにも役立ちそう。
いろいろな土地での思い出もできて、ニュースなどで地名を耳にすると懐かしくなったり、<strong>興味を持つ場所が増えたのはうれしいですね</strong>。</p>
<p class="tenkin-note">新しい環境で新しい関係性を築いていくのは充実感を得られたし、私にとっては楽しいものでした。
だから、夫に転職をお願いしたときも、とくに転勤の有無は問題にしていなかったんです。でも、夫としては転勤が家族に負担をかけていると感じていたみたいで。結果的に転勤族をやめることになりましたが、転勤自体が嫌だったわけじゃないんですよ。」</p>

<h2>これからは、家族みんなでここでの生活を楽しみたい</h2>
<p class="tenkin-note">こうして中川さん一家は転勤族をやめ、実家から遠く離れた富山で暮らすことになりました。
でも実は「場所」にはそこまでこだわりがなかったそう。</p>
<p class="tenkin-note">「どうして富山にって言われると、難しくて…。転勤生活の中で半分以上の時間を過ごしていたのが富山。“慣れ”があったというのと、タイミングですかね。<strong>暮らしていて嫌なところがないんです。</strong></p>
<p class="tenkin-note">実家の近くっていうのは特に重要視していなくて、いかに夫婦で助け合っていけるかっていう方が大事だと思っています。」</p>
<p class="tenkin-note">旦那さんが土日休みになって、平日帰ってくる時間も早くなったことで、中川さんが得られたものは大きいと言います。</p>
<p class="tenkin-note">「みんなで夜ご飯を一緒に食べるとか、休日に一緒に出かけられるっていうのは本当にうれしいです。今までは近くの公園に行くこともできなかったから。
<strong>土日にみんなで買い物に行くのがちょっとしたイベント</strong>。幸せです。」</p>
<p class="tenkin-note">富山に来て丸5年。ほとんどの時間を家のことと子育てに費やしてきた中川さんですが、これからはもっと富山を楽しみたいと話してくれました。</p>
<p class="tenkin-note">「失われた5年間じゃないけど…（笑）これから富山で暮らして、子どもたちにとってはここが地元になっていくんですよね。そう思ったら、<strong>もっと富山のことを知っていきたいし、子どもたちにいろんなところを見せてあげたいな</strong>っていう気持ちがむくむくと湧いてきて。」</p>
<p class="tenkin-note">でも一方で、定住することに対してあまり気負いはないのだそう。</p>
<p class="tenkin-note">「一生ここに住んでもいいという思いで定住を決めたけど、<strong>また変わるべきときが来れば変わってもいい</strong>、ぐらいの気持ちでいます。そんな柔軟さはこれからも大事にしていきたいですね。」</p>
<p class="tenkin-note">これから、お子さんの進学や定住する家探しも控えている中川さん。まだまだ変化や心配事は尽きないですが、大きな重荷を一つ降ろした軽やかな表情が印象的でした。</p>
<p class="tenkin-note">「腹をくくったら、なんでも物事を前向きに考えられるようになりますね。
転勤族のときは、ずっと住むわけではないし地域と深くかかわる必要もないかなと思っていましたが、ここに住むってなったら、もっと地域の人とのかかわりも持ちたいと思うようにもなりました。
<strong>家族みんなでいろいろな経験をしていきたいな</strong>。これからがすごく楽しみです！」</p>
<img class="alignnone size-full wp-image-2834" src="https://tenkin-note.com/wp/wp-content/uploads/2022/09/nakagawasan_03.jpg" alt="家族みんなで" />
<p class="tenkin-note">転勤族の楽しさも辛さも味わった上で、「家族で一緒に過ごす時間」を最優先にして選んだ道が、結果的に定住となった中川さんご一家。
<strong>何を優先するか、どんな暮らしをしたいかで、働き方も生活していく場所も柔軟に変えていっていい</strong>んだなと思えるお話でした。
帯同し続けるか、いずれは単身赴任か…悩める転勤妻のみなさんにも、また別の選択肢として参考になったのではないでしょうか？</p>
<p class="tenkin-note">最後に、転勤妻のみなさんへのメッセージをお願いします！</p>
<p class="tenkin-note">「転勤にいつまでついていくの？って、みなさんが悩むことだと思うし、転勤族が定住だったり単身赴任を決めたきっかけを知りたいと思うんです。
私の場合は、『ここが好きだから定住しました～！』っていうポジティブな経緯ではないけれど、悩んだ末に夫の転職、定住を選んで、<strong>得られたものは本当に大きかったです！</strong>
私の体験談が、かつての私のように悩んでいる転勤妻のみなさんの参考になればうれしいです。」</p>
<p class="point"><strong>このまちのお気に入り</strong>
【1日の始まりに見る眺め】
定番ですが、立山連峰の美しさは富山ならではのお気に入りです。日々、違った景色を見ては雄大さに圧倒されたり、癒されたりと影響を受けています。
玄関を出ると立山連峰が見えるので、よし！今日も一日がんばろう！と思えます。
▼中川さんお気に入りの景色
<img class="alignnone size-full wp-image-2843" src="https://tenkin-note.com/wp/wp-content/uploads/2022/09/日常の中の立山連峰.jpg" alt="日常の中の立山連峰" />
日常の中にある立山連峰</p>
<p class="tenkin-note">インタビュー・文：あずま　るに / ライター / 焼き菓子のお店única（ウニカ）店主</p>
<p class="tenkin-note">※あずま　るにプロフィール：東京出身。お菓子作りの夢を追って富山に来たのが7年前。農家でのお菓子作り、富山県移住相談員を経て、第一子の育休中にフリーライターに転身することを決意。店舗を持たない小さな焼き菓子店との“二足のわらじ”に挑戦中。
生粋の富山男子である夫、3歳と0歳の娘たち、甘ったれ茶トラ猫と暮らしています。</p>]]></description>
		      </item>
		    <item>
			  <title><![CDATA[「生き方いろイロ 転勤トイロ」vol.3　中川ユリさん　10年間で7回引っ越した私が定住を決めた理由【前編】]]></title>
			  <link>https://rassic.jp/content/2820</link>
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			  <pubDate>2024-01-07 15:12:09</pubDate>
			  <description><![CDATA[<img class="alignnone size-full wp-image-2835" src="https://tenkin-note.com/wp/wp-content/uploads/2022/09/top1.jpg" alt="中川ユリさん" />
<p class="tenkin-note">人生で大事にしている“価値観”は、迷ったとき、岐路に立ったときの道しるべになるはず。
そんな思いから、その人の価値観に焦点を当てて、その人の過去、現在、これからをお伺いしていくインタビューシリーズ「生き方いろイロ　転勤トイロ」。</p>
<p class="tenkin-note">転勤妻は変化が多いぶん、様々な人生の選択を経験していけるのが、面白くもあり大変な部分だと思います。
その時々で悩みながらも、進んでいく道をひとつひとつ決めていった女性たちの生き方が、みなさんの参考になりますように。</p>
<p class="tenkin-note">.</p>
<p class="tenkin-note">突然ですが、転勤妻のみなさんはいつまで転勤についていきますか？将来の定住地について考えたことはあるでしょうか？</p>
<p class="tenkin-note"><strong>ずっと帯同し続けるのか、いつかどこかに定住するのか…。</strong>これは転勤妻の抱える最大の悩みのひとつですよね。</p>
<p class="tenkin-note">今回は、10年間の転勤生活に終止符を打ち、実家から離れた縁もゆかりもない場所に定住することを決めた家族のお話。</p>
<p class="tenkin-note">定住という大きな決断に至ったのには、あまりポジティブではない理由があったからだそう。
「でもこれがリアルだし、同じように悩んでいる人もいるはず」と、転勤妻の中川ユリ（なかがわ・ゆり 仮名）さんはご自身の経験を赤裸々にお話ししてくれました。</p>

<h2>中川さんが大切にしている価値観は？―家族、柔軟、正直さ</h2>
<p class="tenkin-note">中川さんは3人のお子さんを持つママ。お子さんが生まれてからは子育て中心の生活でした。昨年仕事を再開し、今では育児に家事に仕事に奮闘する毎日だと言います。</p>
<p class="tenkin-note">そんな中川さんが大切にしている価値観として挙げてくれたのは、<strong>【家族】【柔軟】【正直さ】</strong>。
妻として、ママとして、ひとりの女性として…そこには凛とした中川さんの生き方が見えてきました。</p>

<h2>10年間で7回も！変化の絶えなかった転勤生活</h2>
<p class="tenkin-note">ご自身も旦那さんも九州出身の中川さんは、結婚後<strong>10年で7回もの転勤</strong>を経験しました。</p>
<p class="tenkin-note">「初めての転勤は福島へ。やっと生活が整ってきたと思っていたところで東日本大震災が起こりました。
夫の会社から避難命令が出て、一時避難先となった富山にそのまま転勤。
その後は、1年前後のスパンで福井、長崎、富山、福岡へ。そして3回目の富山転勤が丸5年と長い滞在になりました。」</p>
<p class="tenkin-note">10年の間に、見知らぬ土地での仕事や子育てを経験した中川さん。</p>
<p class="tenkin-note">「1回目の富山にいるときに仕事を始めました。長崎にいるときに第一子を出産して、育休中の産後3か月で2回目の富山転勤。
<strong>知り合いも頼る人もいないし、人見知りだからママ友もできず…という状況で初めての子育てを経験したこの時期は、辛かったな…。</strong></p>
<img class="alignnone size-full wp-image-2844" src="https://tenkin-note.com/wp/wp-content/uploads/2022/09/富山転勤.jpg" alt="富山転勤" />
<p class="tenkin-note">でも別に、転勤生活自体は楽しいものでした。7回も引っ越ししていたらいろんなスキルも身についたし、<strong>新しい環境に入っていくことに楽しさを感じていました</strong>。
夫も私もあまりこだわらない、柔軟な部分があったからここまでやってこられたと思っているんです。」</p>

<h2>もう限界…追い詰められて出した答えは？</h2>
<p class="tenkin-note">そんな中川さんに転機が訪れたのは、福岡への転勤が決まったとき。大きな気持ちの変化があったと言います。</p>
<p class="tenkin-note">「富山で育休が明けてわずか3か月で夫の転勤が決まりました。仕事復帰してから、子どもが風邪をひいたり大変な中やりくりしてきたのに、結局転勤…
職場は全国に店舗があるところだったので異動もスムーズだったのですが、<strong>もう次の場所でイチからやっていくエネルギーがなくなってしまい、退職</strong>することに。</p>
<p class="tenkin-note">でもいざ仕事を辞めてみると、大人と話す機会もないし、<strong>社会から取り残された気分</strong>でした。
なかなか子どもも預けられないし、もう一回働こうっていう勇気もなくなっちゃって。
その後2人目3人目も生まれて、仕事からは長い間遠ざかってしまいました。」</p>
<p class="tenkin-note">現在2歳になる3人目のお子さんが生まれてからは、頼れる人がいない中での子育てに限界を感じていたと言います。</p>
<p class="tenkin-note">「夫の仕事は土日休みがなく、帰りも遅かったので、家事や子育てはいわゆる“ワンオペ”状態。<strong>精神的にも体力的にも、もう無理！</strong>ってなってしまっていました。
3人目が生まれてからは、もうお出かけに行くこともままならなかったんです。</p>
<p class="tenkin-note">私がしんどいと、家庭内の空気も悪くなって…そんな状況に耐えられなくなって、ついに<strong>夫に転職してほしいとお願いしました</strong>。」</p>
<img class="alignnone size-full wp-image-2841" src="https://tenkin-note.com/wp/wp-content/uploads/2022/09/ワンオペ育児.jpg" alt="ワンオペ育児" />
<p class="tenkin-note">中川さんは現状を打破するべく旦那さんに“転職”という大きな提案をし、一家は定住することになりました。</p>
<p class="tenkin-note"><strong>自分に正直でいるため、そして大切な家族を守るため</strong>、様々な葛藤があるなかで選んだ定住という道。決して独りよがりの決断ではなく、そこには家族の幸せを願う中川さんの強い思いがあったのです。</p>
<p class="tenkin-note">家族・柔軟・正直さを大切にしている中川さんは、どんな状況で、どんな思いで定住を決意したのか。そして、定住することによって得られたものとは…？
後編では、悩みぬいた心の内をたっぷりと聞かせていただきます。</p>
<p class="tenkin-note">→<a href="https://tenkin-note.com/content/2846" target="_blank" rel="noopener">後編へつづく</a></p>
<p class="tenkin-note">インタビュー・文：あずま　るに / ライター / 焼き菓子のお店única（ウニカ）店主</p>
<p class="tenkin-note">※あずま　るにプロフィール：東京出身。お菓子作りの夢を追って富山に来たのが7年前。農家でのお菓子作り、富山県移住相談員を経て、第一子の育休中にフリーライターに転身することを決意。店舗を持たない小さな焼き菓子店との“二足のわらじ”に挑戦中。
生粋の富山男子である夫、3歳と0歳の娘たち、甘ったれ茶トラ猫と暮らしています。</p>]]></description>
		      </item>
		    <item>
			  <title><![CDATA[「生き方いろイロ 転勤トイロ」vol.2　迫優子さん　家族で楽しみながら。私たちらしい転勤のカタチ【後編】]]></title>
			  <link>https://rassic.jp/content/2423</link>
			  <guid>https://rassic.jp/content/2423</guid>  
			  <pubDate>2023-12-28 14:37:54</pubDate>
			  <description><![CDATA[<p class="tenkin-note">奈良県、鹿児島県、富山県への転勤を経て、現在は4県目となる群馬県にお住まいの迫優子（さこ・ゆうこ）さんへのインタビュー。
前編では、10年以上の転勤生活のなかで大切にしてきた、【家族】【楽しさ】【受容】の3つの価値観についてお話しいただきました。</p>
<p class="tenkin-note">（前編は<a href="https://tenkin-note.com/content/2412" target="_blank" rel="noopener">コチラ</a>から）</p>
<p class="tenkin-note">後編では、迫さん一家が転勤を楽しむために実践するノウハウをたっぷり教えていただきます。</p>

<h2>現地の情報は現地の人に！</h2>
<img class="alignnone size-full wp-image-2418" src="https://tenkin-note.com/wp/wp-content/uploads/2022/03/家探し.jpg" alt="家探し" />
<p class="tenkin-note">鹿児島への転勤までは、お子さんがいなかったり社宅しか選択肢がなかったり、「家探し」や「転園・転校先選び」に悩むことはなかったという迫さん。
上のお子さんがちょうど小学校に入学するタイミングで決まった富山への転勤で、初めて家探しをすることになります。</p>
<p class="tenkin-note">「富山への転勤が決まって、まず何をしなきゃいけないかと考える間もなく、自然と富山の不動産屋さんに電話をかけていたんです。」</p>
<p class="tenkin-note">家の契約は会社指定の不動産業者としなければならないので、直接家探しのために連絡したわけではなかったそうで…。</p>
<p class="tenkin-note">「まったく土地勘がないところだから、まずは情報収集と思って。検索上位に出てきた富山の不動産屋さん3件ぐらいに、まずは転勤族が多く住むエリアを聞きました。
それからもう一つ、自分たちと同じような年収帯のファミリー層が住んでいるエリアを聞くのもポイント。
安ければいい、高ければいい、ということではなく、自分たちが無理なく安心して暮らしていくために大切な情報だと思っています。
ずっと住んでいれば、あのエリアはこうだって感覚でわかるけど、まったく知らないところに飛び込むからこそそういう情報って必要なんですよね。」</p>
<p class="tenkin-note">そうして不動産業者から教えてもらったエリアに絞り、実際に現地に行って物件見学、というのが迫さんの家選びの手順。
現地では、様々な人からの情報が得られるといいます。</p>
<p class="tenkin-note">「わが家はもともと、日本各地で活動している多言語交流の団体『ヒッポファミリークラブ』に入っているのですが、富山転勤の下見のときには、富山のメンバーの方と会っていろいろ教えてもらいました。初対面だったのに、2時間もお茶してしまって（笑）。
そのほかにも、タクシーの運転手さんとの世間話で道の混み具合を探ったり。
群馬では学校を見に行ったときたまたまいらっしゃった教頭先生に、学校の情報を教えてもらったり。</p>
<p class="tenkin-note">ゆるくつながっている人でも、しばらく連絡していなかった親戚でも、とにかく何かしら情報を得る手段は持っておきたいですね。
私の場合、必要な情報のためなら現地で初対面でもどんどん話しかけます！」</p>
<p class="tenkin-note">いざ転勤が決まって家探し、学校探しをするとなると、まずはネットで情報を探して、口コミを調べて…という方も多いのではないでしょうか？
様々な手段を使って情報をキャッチする迫さんの行動力には驚きですが、自分が本当に聞きたい情報を得られるという点ではちょっと真似してみたいワザですよね。</p>

<h2>自分たちが体感して得られるもの</h2>
<p class="tenkin-note">できるだけ家は見て選びたいから、可能な限り現地に足を運ぶという迫さん。
群馬への転勤の際には、家探しと並行して、2人のお子さんの転校・転園という一大イベントもありました。
実際に家や学校、幼稚園を決めるときに気を付けているポイントはどんなことなのでしょうか？</p>
<p class="tenkin-note">「不動産屋さんとの物件見学が終わったら、候補の物件それぞれに私たち家族だけで戻るんです。夫は会社までの通勤路を歩いてみたり、私は子どもたちと買い物拠点を探したり。
それからまた家に集合して、今度は子どもたちと夫で校区の学校まで歩いてみる。私は車で先回りして学校に行く。</p>
<p class="tenkin-note">ひとつ、すごく狭い通学路の学校があったんです。たまたま保護者の方がいたので『ここは車の通りが多いんですか？』と聞いてみたりしました。実際子どもたちと歩いてきた夫も、この道は危ないよねってなって。</p>
<p class="tenkin-note">この、会社や学校まで実際に歩いてみるっていうのをそれぞれの物件ごとにやって、一番子どもたちにとって安全なところに決めたのが、今住んでいるところなんです。」</p>
<img class="alignnone size-full wp-image-2419" src="https://tenkin-note.com/wp/wp-content/uploads/2022/03/通学路.jpg" alt="通学路" />
<p class="tenkin-note">現地で物件見学するという転勤族のみなさんもいるとは思いますが、学校や会社までの道のりを実際に歩いてみるというのはなかなかハード！
でもそこまでするから、道が狭くて危ない、といったことがわかってくるのですね。
同時に、子どもたちにも体感させることで、引っ越しするんだ、転校するんだ、という心の準備ができてくるのかもしれません。</p>

<h2>子どもの意見も取り入れる、家族みんなの引っ越し</h2>
<p class="tenkin-note">こうして、様々な人から情報をキャッチして、実際に現地に足を運んで体感することで、転勤先での家探しから学校、幼稚園選びまで着々と進めていくのが迫さんの転勤術。
そんな迫さんは、転勤のときに気を付けていることがあるといいます。</p>
<p class="tenkin-note">「家を決めるのも、学校や園を決めるのも、どうしても親が決定権を持ちがちだけど、わが家では必ず子どもたちの意見も聞くようにしています。
家族で引っ越すんだから、みんなで決めるのが大事。
幼稚園選びも、見学に行った3つの園の中から下の子に選んでもらいました。」</p>
<p class="tenkin-note">そうして決めた下のお子さんの幼稚園選びでは、少し心残りがあるそう。</p>
<p class="tenkin-note">「下の子は、あと1年通えば卒園、進学というタイミング。そこをあまり考えずに幼稚園を決めてしまったので、同じ小学校に上がるお友達が一人もいない、という状況になってしまったんです。
校区の違うお友達ばかりだから、幼稚園から帰ってきた後に遊べる子が近くにいないというのも、親としても大変だし、子どもにも申し訳ないなって気持ちです。
これから転園を控えている方には、そうしたことも考慮して子どもに選択肢を与えてあげるのをおすすめします！
でもやっぱり、なにか一つでも自分で決めさせてあげたいですね。
子どもたちにとっても、『自分で決めた』っていう感情がうれしいんじゃないかな。」</p>
<img class="alignnone size-full wp-image-2415" src="https://tenkin-note.com/wp/wp-content/uploads/2022/03/迫さん3.jpg" alt="迫さん3" />
<p class="tenkin-note">どんな状況でも楽しめてしまいそうな迫さんですが、やはりコロナ禍での転勤では、人とのつながりがつくりづらかったりお出かけ先に困ったり、悩みも多いそう。
それでも暗い気持ちを引きずらずに、初めての転校、転園を経験したお子さんときちんと向き合っている姿が印象的でした。
「転勤族だから意識して楽しまないと！」という言葉にも、とてもタフな迫さんの人柄が表れているようです。</p>
<p class="tenkin-note">転勤生活だからこそ芽生えた【家族】【楽しさ】【受容】という価値観。
迫さんの転勤ノウハウには、転勤を家族みんなで乗り越え、家族みんなで楽しむことを大切にしたいという思いが詰まっていました。</p>
<p class="tenkin-note">最後に、転勤妻のみなさんへメッセージをお願いします！</p>
<p class="tenkin-note">「地元を離れたくなくて結婚を渋っていた私が、いざ転勤生活を始めたら地元に帰りたいと思わなくなってしまいました。『転勤大変だね』と言われることもありますが、『長期旅行ができて楽しいよ！』と返しています。
これが正しいということはないですが、もし今転勤生活をツライと感じているのであれば、楽しいと思える何かを見つけてみるといいんじゃないかな？と思います。」</p>
<p class="point"><strong>このまちのお気に入り</strong>
【まだまだ群馬ビギナー！みなさんのおすすめ教えてください！】
群馬に来てもうすぐ1年。とはいえ、このご時世でなかなかお出かけもできていません。
まだまだ群馬、高崎のことは知らないことばかりなので、ぜひ地元のみなさん、住んだことのある転勤族のみなさんにおすすめを教えていただきたいです！
鹿児島では、マリンポートから見る桜島。富山では、富山大橋から見る立山連峰。その雄大な景色に癒されていました。今では、“ふるさと”の風景になっています。
▼迫さんお気に入りの景色。
<img class="alignnone size-full wp-image-2414" src="https://tenkin-note.com/wp/wp-content/uploads/2022/03/桜島.jpg" alt="桜島" />
マリンポートからの桜島</p>
<p class="tenkin-note">インタビュー・文：あずま　るに / ライター / 焼き菓子のお店única（ウニカ）店主</p>
<p class="tenkin-note">※あずま　るにプロフィール：東京出身。お菓子作りの夢を追って富山に来たのが7年前。農家でのお菓子作り、富山県移住相談員を経て、第一子の育休中にフリーライターに転身することを決意。店舗を持たない小さな焼き菓子店との“二足のわらじ”に挑戦中。
生粋の富山男子である夫、2歳の娘、甘ったれ茶トラ猫と暮らしています。</p>]]></description>
		      </item>
		    <item>
			  <title><![CDATA[「生き方いろイロ 転勤トイロ」vol.2　迫優子さん　家族で楽しみながら。私たちらしい転勤のカタチ【前編】]]></title>
			  <link>https://rassic.jp/content/2412</link>
			  <guid>https://rassic.jp/content/2412</guid>  
			  <pubDate>2023-12-28 14:20:15</pubDate>
			  <description><![CDATA[<p class="tenkin-note">人生で大事にしている“価値観”は、迷ったとき、岐路に立ったときの道しるべになるはず。
そんな思いから、その人の価値観に焦点を当てて、その人の過去、現在、これからをお伺いしていくインタビューシリーズ「生き方いろイロ　転勤トイロ」。</p>
<p class="tenkin-note">転勤妻は変化が多いぶん、様々な人生の選択を経験していけるのが、面白くもあり大変な部分だと思います。
その時々で悩みながらも、進んでいく道をひとつひとつ決めていった女性たちの生き方が、みなさんの参考になりますように。</p>
<p class="tenkin-note">.</p>
<p class="tenkin-note">今回お話を伺ったのは、転勤歴11年目の迫優子（さこ・ゆうこ）さん。
山口県出身の迫さんは、転勤族の旦那さんとの結婚を機に、奈良県、鹿児島県、富山県と移り住み、現在は転勤4県目の群馬県に住んでいます。</p>
<p class="tenkin-note">いざ転勤が決まったとき、少ない情報のなか見知らぬ土地での家探し、学校探しに苦労した経験があるという方も多いのではないでしょうか？</p>
<p class="tenkin-note">迫さんの家探しや学校探しのお話を聞いていると、そこには学ぶべきノウハウがたくさん！迫さんの大切にしている価値観がその裏に隠されていることも見えてきました。</p>
<p class="tenkin-note">転勤が決まったら、まず何をすればいいの？引っ越し先、転校先選びってどうやってすすめたらいいの？
そんな疑問を持っている転勤妻のみなさんにもぜひ参考にしていただきたいお話です。</p>
<img class="alignnone size-full wp-image-2417" src="https://tenkin-note.com/wp/wp-content/uploads/2022/03/迫さん.jpg" alt="迫さん" />
<p class="tenkin-note">迫優子（さこ・ゆうこ）さん</p>

<h2>迫さんが大切にしている価値観は？―家族、楽しさ、受容</h2>
<p class="tenkin-note">初対面でも、こちらが初対面ということを忘れてしまいそうになるくらい明るく元気に接してくれる迫さん。いつでもどんなことにも前向きに取り組んでいる姿がとても印象的です。</p>
<p class="tenkin-note">そんな迫さんが現在大切にしている価値観は、【家族】【楽しさ】【受容】の3つ。
迫さんらしさが表れているキーワード、深堀りしてお伺いしていきましょう。</p>

<h2>転勤族だからこそ大事にしたい、家族と楽しさ</h2>
<p class="tenkin-note">迫さんは独身の頃から、家族に対しての思いは強かったといいます。
「母が専業主婦で、帰ったら必ず家にいるというのが当たり前の環境でした。自分の子どもたちにもそうしたいと思ってるんです。」
パートで働きながらも、幼稚園、小学校に通うお子さんとの時間を大切にし、休日には一緒にお出かけ。</p>
<p class="tenkin-note">大切な家族だから、お子さんが小さいときから転勤族であることはきちんと伝えているそう。</p>
<p class="tenkin-note">「下の子はまだ小さいからお友達とのお別れがさみしかったり、引きずっている部分もあります。でも、わが家はそういうお家なんだって小さいなりにわかっているみたいです。
いくら小さくても、その土地を離れて新しい環境に飛び込むのは家族みんな同じ。小さいからわからないでしょ、じゃなくて、家族の一員としてきちんと伝えることで、子どもたちも理解してくれているようです。」</p>
<p class="tenkin-note">そんな迫さんは、転勤を旅するように家族で楽しんでいます。
転勤が決まったら、まず旦那さんが引っ越し先の『るるぶ』を買ってくるのが迫家の定番。</p>
<p class="tenkin-note">「子どもと一緒に、『こんなところがあるよ！どこ行きたい？』とテンションをあげながら次の行き先のリサーチをします。おかげで上の子は転勤を楽しんでいるよう。
転勤生活では意識して楽しむようにしています。自分から楽しみを見つけにいかないと、転勤生活ってすごくつらいと思うし、実家に帰りたいってなっちゃうと思うんです。」</p>
<img class="alignnone size-full wp-image-2420" src="https://tenkin-note.com/wp/wp-content/uploads/2022/03/引っ越し.jpg" alt="引っ越し" />
<h2>自分も相手も、ありのままを受け入れる</h2>
<p class="tenkin-note">迫さんは、富山で見つけた仕事を群馬に来てからもフルリモートで続けている働くママ。その傍ら「伝え方コンサルタント」（※）としても活動しています。
コミュニケーションについて勉強していく中で、「あきらめる」という仏教用語がとても印象的だったといいます。</p>
<p class="tenkin-note">「あきらめるって、自分の思い通りにいかなくて断念するっていうネガティブな言葉だと思っていました。だけど、仏教用語では、『道理を明らかにして認める』という意味があるんです。明らかにして認めたうえで、それを受け入れるというようなポジティブな言葉。そのギャップが衝撃ですごく心に残っています。
ありのままの自分、ありのままの相手を受け入れるっていうのは、伝え方の勉強をしたからこそ意識していることです。」</p>
<p class="tenkin-note">自分と違う意見や考え方を受け入れるのは、簡単そうに見えてとても難しいこと。
とりわけ、一番近くにいる家族のこととなると、どうしてわかってくれないの？という気持ちが強くなってしまうかもしれません。
「実生活ではなかなかうまくいかないこともあるけど…（苦笑）」と続ける迫さん。</p>
<p class="tenkin-note">「子どもとのかかわりでも、イライラすることってありますよね。そういうときって、親の言うことをどうして聞かないの？とか思っていたりするんです。
でも子どもは子どもなりに考えていることがあって、意見が違うのかもしれない。それを認めさえすれば、もう少し落ち着いて接することができるのかなって。
転勤生活だと、大人も子どもも家族以外の逃げ場がなかなかないですよね。家族でいろいろ乗り越えていかなきゃいけないから、みんなの意見を尊重すること、『受容』ってとても大事だと思っています。」</p>
<p class="tenkin-note">※性格統計学をもとに、相手にあった「伝え方」「関わり方」を提案・提供する仕事。（<a href="https://ningenkankei-up.com/counselor/post-11473/" target="_blank" rel="noopener">https://ningenkankei-up.com/counselor/post-11473/</a>）</p>
<img class="alignnone size-full wp-image-2416" src="https://tenkin-note.com/wp/wp-content/uploads/2022/03/迫さん2.jpg" alt="迫さん2" />
<p class="tenkin-note">根本に「転勤」があるからこそ大切にしていきたい価値観ということで、家族・楽しさ・受容の3つをあげてくださった迫さん。
実際転勤が決まったとき、この3つの価値観がどうかかわってくるのでしょうか？後編では、迫さん一家が実践する、転勤を楽しむためのノウハウをご紹介していきます。</p>
<p class="tenkin-note">→<a href="https://tenkin-note.com/content/2423" target="_blank" rel="noopener">後編へつづく</a></p>
<p class="tenkin-note">インタビュー・文：あずま　るに / ライター / 焼き菓子のお店única（ウニカ）店主</p>
<p class="tenkin-note">※あずま　るにプロフィール：東京出身。お菓子作りの夢を追って富山に来たのが7年前。農家でのお菓子作り、富山県移住相談員を経て、第一子の育休中にフリーライターに転身することを決意。店舗を持たない小さな焼き菓子店との“二足のわらじ”に挑戦中。
生粋の富山男子である夫、2歳の娘、甘ったれ茶トラ猫と暮らしています。</p>]]></description>
		      </item>
		    <item>
			  <title><![CDATA[転校を成長のチャンスに！ 『新しい出会いを活かして　転校を心理学する』著者・小泉令三先生へのインタビュー【後編】]]></title>
			  <link>https://rassic.jp/content/2358</link>
			  <guid>https://rassic.jp/content/2358</guid>  
			  <pubDate>2023-12-19 00:49:35</pubDate>
			  <description><![CDATA[<p class="tenkin-note">転校という一大イベントを経験する子どもたちやその家族。受け入れ先の学校の先生や生徒。
そんな転校にかかわる人々を調査、研究し、転校を取り巻く実態を心理学の観点からまとめた本『新しい出会いを活かして　転校を心理学する』（北大路書房、2002）の著者である小泉令三先生に、「転校生支援プロジェクト」の一環としてインタビューさせていただきました。</p>
<p class="tenkin-note"><a href="https://tenkin-note.com/content/2349" target="_blank" rel="noopener">前編</a>では、転校生やその家族、受け入れ側が直面する困難や、その解決のヒントとなることを教えてくださった小泉先生。
後編では、小泉先生が転校生について研究しようと思ったきっかけや、本のエッセンスについて、さらに今後、転校生支援に求められることを深堀してお伺いしていきます。</p>
<p class="tenkin-note">（インタビュアー：利根川 芙海、取材日：2022年2月10日）</p>
<img class="alignnone size-full wp-image-2352" src="https://tenkin-note.com/wp/wp-content/uploads/2022/03/小泉先生インタビュー.jpg" alt="小泉先生インタビュー" />
<h2>“環境の変わり目”を経験する子どもたちの成長を研究したい</h2>
<p class="tenkin-note"><strong>―小泉先生ご自身には転校の経験はないということですが、どうして「転校」を研究テーマにしようと思ったのですか？</strong></p>
<p class="tenkin-note">心理学を学ぶなかで、もともとの関心が子どもの学校適応という分野でした。
私が研究をスタートしたときは、兵庫教育大学の大学院生のときで、その大学には付属の小中学校があったんです。
その教育大学には全国から学校の先生が研修ということで大学院生として集まってきていて、その子どもたちが付属の小中学校に入るので、転校生が多かった。
それを目の当たりにして、「転校」は一つの研究テーマになる大事なことだな、という意識が芽生えました。</p>
<p class="tenkin-note">転校に限らず、こういった環境の変わり目のところを「環境移行」っていうんです。それが当時の私の関心ごとでもあって。それなら転校は研究テーマとしてピッタリだよね、という経緯です。</p>
<p class="tenkin-note"><strong>―転校をテーマにした研究の中で、小泉先生の中で一番印象に残ったことはどんなことでしょうか？</strong></p>
<p class="tenkin-note">転校ってごくありふれた事象なのに、意外とデータもないし、研究してきた資料もないというのがわかりました。
学校への適応の事例の一つとして転校が取り上げられていることはありますが、転校そのものを研究するということはないんですよね。学校側の協力を得なければならないので、研究しにくいというのもあるかもしれません。</p>
<p class="tenkin-note"><strong>―ちなみに、小泉先生のお子さまもシカゴでの転校経験があったというお話を聞かせていただきましたが（※<a href="https://tenkin-note.com/content/2349" target="_blank" rel="noopener">【前編】</a>参照）、それは研究の後だったんですか？</strong></p>
<p class="tenkin-note">本を出したのが2002年で、シカゴにいたのが1997年～98年なのでその前ですね。研究は進めていて、本を出す前でした。</p>
<p class="tenkin-note"><strong>―それならちょうどわが子の様子も見て、本に反映したところもあったのですね。</strong></p>
<p class="tenkin-note">そうですね。本の中で、海外への転校の部分では参考になったと思います。</p>
<img class="alignnone size-full wp-image-2354" src="https://tenkin-note.com/wp/wp-content/uploads/2022/03/オフショット.jpg" alt="オフショット" />
<h2>本の中で伝えたかったメッセージ</h2>
<p class="tenkin-note"><strong>―その著書『新しい出会いを活かして　転校を心理学する』では、「新しい体験を活かしてほしい」というメッセージが込められていると思います。どんな想いで書かれたのでしょうか？</strong></p>
<p class="tenkin-note">本の冒頭では、初めてバスに乗るときのことを例にして、新しい体験が成長のきっかけになることをお伝えしています。
自分だけで初めてバスに乗るとき、切符を買うのも改札機に切符を通すのも緊張してしまいますよね。自分がどこで降りるのか、常に気にして心配してしまったという経験もみなさんあるのではないでしょうか？
最初はだれでもドキドキしたり不安になったりするものです。
でも、そういう緊張や新しい経験を通してバスの乗り方が身についていくし、また別の乗り物に乗れるようになって、行動範囲も広がっていくでしょう。</p>
<p class="tenkin-note">それと同じように、転校や進学のときにもドキドキや不安はつきものですが、それこそ人として成長できるチャンスなんです。
そういったチャンスを活かしてほしいということを、この本全体で伝えています。</p>
<p class="tenkin-note"><strong>―新しい経験というのは、誰しもがすることですよね。でも、それをチャンスととらえるのはそのときは少し難しいかもしれません。</strong></p>
<p class="tenkin-note">そうなんです。この本でもう一つ伝えたいことが、新しい体験を成長につなげるためには「助け」になることがある、ということなんです。</p>
<p class="tenkin-note">先ほどのバスに乗るときのお話ですが、もし初めてバスに乗ったとき行き先を間違えたり、降りたいところで降りられなかったら、もうバスに乗りたくなくなってしまうかもしれない。
新しい体験の先には分かれ道があって、その体験をうまく活かせるかどうかで結果が変わってきてしまうんです。</p>
<p class="tenkin-note">そんなときに、前もってお母さんやお父さんが、「混んでいたら早めに席を立って降りるんだよ」と教えてあげれば、降りたい停留所で降りることができるはずです。</p>
<p class="tenkin-note">これも転校などの環境の変わり目のときにも言えることで、転校先で有意義な生活を送るために気を付けておくといいことがある、ということを前もって知っておくことはとても大事。
同じように、家族や学校の先生など周りの人も、転校生が何を必要としているか、ということを知っておけば、どうやって転校生を支えていけばいいかがわかります。</p>
<p class="tenkin-note">本では、具体的にその助けがどんなものなのか、気を付けておいた方がいいことはどんなことなのか、ということをご紹介しています。</p>

<h2>地域や年齢に合わせて情報共有ができる“人の輪”　今後の転校生支援に必要なこと</h2>
<p class="tenkin-note"><strong>―それでは最後に、今回私たちTENKIN LABが主催している「転校生支援プロジェクト」について、率直なご意見を聞かせてください。</strong></p>
<p class="tenkin-note">今後は、転校を経験するみなさんにこういうプロジェクトでの成果物、たとえば「転校パスポート」やワークショップなどをうまく使っていただくことになると思うんですよね。</p>
<p class="tenkin-note">転校にはバリエーションがかなりあると思います。
国内なのか、海外なのか、海外でも国によってシステムも違うでしょうし。文化や言葉の違いなどを含めた対応を考えていくといいと思います。
たとえば、今回の「転校パスポート」、英語版もつくってはどうですか？</p>
<p class="tenkin-note">あとは情報共有できる場があれば、転校生のご家族としてはすごく助かるんじゃないかなと思います。
地域だけでなく、同じ年齢層のお子さんを持つ親御さん同士でも集まれば助かるでしょうし。
今後、プロジェクトを通してそういった仕組みができてくるといいですね。</p>
<p class="tenkin-note">＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊</p>
<p class="tenkin-note">今回小泉先生には、転校という経験を少しでもプラスにつなげられるように、転校生自身ができること、家族や周りの大人たちができることをたくさん教えていただきました。
転校にかかわるみなさんにとって、前向きな気持ちで転校をとらえられる一つのきっかけになったのではないでしょうか。
著書『新しい出会いを活かして　転校を心理学する』と一緒にぜひ参考にしていただけたらと思います。</p>
<p class="tenkin-note">さらに今回、「転校生支援プロジェクト」を前進させてくれる貴重なご意見もいただきました。
「転校」を“パニック”ではなく”成長の機会”にできますように。
様々な状況に立っている転校生のみなさんを、今後ますますサポートできるように全力を尽くします！</p>
<p class="tenkin-note">小泉先生、有意義なお話をどうもありがとうございました！</p>
<p class="tenkin-note">＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊</p>
<p class="tenkin-note">【小泉 令三（こいずみ れいぞう）先生プロフィール】
<img class="alignnone size-full wp-image-2353" src="https://tenkin-note.com/wp/wp-content/uploads/2022/03/プロフィール.jpg" alt="プロフィール" />
専門は教育心理学、学校心理学。
1955年福井県生まれ。大阪大学理学部卒業後、福井県の公立小・中学校で教員として勤務。
教員をしているなかで教育についてもっと深く研究したいと思い、兵庫教育大学大学院学校教育研究科修士課程、広島大学大学院教育学研究科博士課程前期を修了。
『新しい出会いを活かして　転校を心理学する』（北大路書房）、『地域と手を結ぶ学校－アメリカの学校・保護者・地域社会の関係から考える－』（ナカニシヤ出版）他、著書訳書多数。
2022年4月より福岡教育大学名誉教授。
転校に限らず、入学や就職などの環境の変わり目で、新しい出会いを活かして欲しいと願っている。現在は、人と関わる力を育てる「社会性と情動の学習」の研究と実践のサポートを行っている。</p>
<iframe style="width: 120px; height: 240px;" src="//rcm-fe.amazon-adsystem.com/e/cm?lt1=_blank&amp;bc1=000000&amp;IS2=1&amp;bg1=FFFFFF&amp;fc1=000000&amp;lc1=0000FF&amp;t=tenkinnote-22&amp;language=ja_JP&amp;o=9&amp;p=8&amp;l=as4&amp;m=amazon&amp;f=ifr&amp;ref=as_ss_li_til&amp;asins=476282285X&amp;linkId=de622c7155835a6ce006cb3cc10a28f7" frameborder="0" marginwidth="0" marginheight="0" scrolling="no" sandbox="allow-popups allow-scripts allow-modals allow-forms allow-same-origin"></iframe>]]></description>
		      </item>
		    <item>
			  <title><![CDATA[転校を成長のチャンスに！ 『新しい出会いを活かして　転校を心理学する』著者・小泉令三先生へのインタビュー【前編】]]></title>
			  <link>https://rassic.jp/content/2349</link>
			  <guid>https://rassic.jp/content/2349</guid>  
			  <pubDate>2023-12-19 00:18:16</pubDate>
			  <description><![CDATA[<p class="tenkin-note">親の転勤に伴う転校。それ以外にも様々な事情で転校する子どもたちはたくさんいます。
「親の都合で振り回して、子どもに申し訳ない」「子どもが新しい環境になじめるか不安」という方も多いのではないのでしょうか。</p>
<p class="tenkin-note">転校は子どもにとって、人生のターニングポイントにもなる一大イベント。
不安な気持ちが先行してしまいがちですが、せっかくなら、転校という転機を成長のチャンスにしてほしい。
そんな想いで活動を始めたのが、「転校生支援プロジェクト」です。</p>
<img class="alignnone size-full wp-image-2337" src="https://tenkin-note.com/wp/wp-content/uploads/2022/03/転校生支援プロジェクト-1_png.png" alt="転校生支援プロジェクト" />
<p class="tenkin-note">今回は、『新しい出会いを活かして　転校を心理学する』（北大路書房、2002）の著者である小泉令三先生にインタビューをさせていただきました。</p>
<p class="tenkin-note">小泉先生のお話には、転校を成長のきっかけにするためのヒントがたくさん散りばめられています。
子どもの転校をひかえているすべての方に、参考にしていただけたら幸いです。</p>
<p class="tenkin-note">（インタビュアー：利根川 芙海、取材日：2022年2月10日）</p>
<img class="alignnone size-full wp-image-2352" src="https://tenkin-note.com/wp/wp-content/uploads/2022/03/小泉先生インタビュー.jpg" alt="小泉先生インタビュー" />
<h2>「自分で決めた」という気持ちが大事</h2>
<p class="tenkin-note"><strong>―『新しい出会いを活かして　転校を心理学する』の中では、転校する側や受け入れ側、様々な立場からのアプローチが書かれていますね。まずは、転校生自身が苦労する点はどんなところにあるのか、教えてください。</strong></p>
<p class="tenkin-note">まず1つは、転校先と今までの環境がどれくらい違うか、ということ。
環境の種類として、「ヒト・モノ・コト」って言いますよね。「ヒト」は学校の先生だったり友達だったり。「モノ」は学校の建物も違うし、使う道具も違うかもしれない。「コト」は習慣や文化。
こういった「ヒト・モノ・コト」での違いが大きければ大きいほど、転校生が新しい環境になじむのは大変でしょう。
それと、転校生自身の柔軟性のようなものとの関係で、苦労の度合いはだいぶ変わると思います。</p>
<p class="tenkin-note"><strong>―そうですね。環境の変化の度合いと、転校生自身の性格や素質によって変わってきますね。
それでは、転校生が意識しておくといいことってどんなことでしょうか？</strong></p>
<p class="tenkin-note">これは親御さんの協力も必要になりますが、子どもなりに見通しをつけて心づもりをどれくらいできるかが大事です。
突然、「来週、転校だよ」と言われてまったく準備状況がないと大変。転校生自身が準備しておいた方がいいことはあると思います。</p>
<p class="tenkin-note">たとえば、今いるところでどんなふうに「さよなら」を伝えるか考えたり、新しい学校に向けてできる準備は何か、どれくらいできるかということを考えておかなきゃいけないですよね。</p>
<p class="tenkin-note"><strong>―だから1回目よりも2回目のほうがスムーズなことが多いっていうのもあるのですね。経験しているからイメージができる。</strong></p>
<p class="tenkin-note">そうですね。大人だって一緒です。転勤が複数あれば段取りがわかってくるけど、最初が大変。それと同じですね。</p>
<p class="tenkin-note"><strong>―1回目の転校でも子どもに見通しを持たせてあげるには、親はどうすればよいのでしょう？</strong></p>
<p class="tenkin-note">親は、「あなたも付いてきなさい」というのではなく、子どもなりに準備ができるよう配慮をしてあげるのがいいと思います。
子どもが自分で決められる要素があるんだったら、そこは任せて自分で決められるようにしてあげてほしいです。</p>
<p class="tenkin-note">学校選びにしても、国内であれば基本的に公立学校や私立学校という選択肢があります。
海外では、どんなチョイスがあるのかっていう情報を提供して、どうする？って聞きます。可能であれば、自分で決める選択肢を用意してあげるのが大事。
子どもなりに、“自分で決めたんだから”っていうその思いは必ず残ると思います。</p>
<p class="tenkin-note"><strong>―転勤族の方のお話を聞いていても、お子さん自身に学校を決めさせるという人もいました。</strong></p>
<p class="tenkin-note">私もアメリカのシカゴに滞在したことがあったのですが、当時、中1と小3と幼稚園の子どもたちがいて。本人たちに行きたい学校を決めさせました。
そうしたら、下の2人は近くの現地校がいいって言って、でも長男は日本語がいいって、日本人学校に入ったんですよね。
こちらからはできるだけ調べて情報を提供して。3人とも同じところに行くと思っていたけど別だったので、「おっと、これは大変だぞ」とも思いましたけど（笑）。
1年で日本に帰ることは決まっていたので、下の子2人には土曜日に日本語学校にも通ってもらっていました。結構忙しい生活だったと思うけど、がんばってやっていましたね。</p>
<p class="tenkin-note"><strong>―学校を決めるのは難しくても、持っていく荷物や新しい家での自分の居場所などを決めさせてあげるのもよいそうですね。「本人が決める」ということを大事にしたいですね。</strong></p>

<h2>コロナ時代の転校生</h2>
<p class="tenkin-note"><strong>―このコロナ禍で、転校生にとってはこれまで以上に困難な状況になっていると感じています。マスク着用の影響で会った人の顔が覚えにくかったり、慣れない土地の言葉が聞き取りづらかったりします。学校行事や交流の機会が減ったり、給食もみんなでワイワイできないので、子ども同士や地域との関係が築きにくく、放課後にお友だちの家に気軽に遊びにいくことも難しい（家庭により感染症への考え方も異なるため）と聞いています。
先生はこの状況についてはどのようにお考えになりますか？</strong></p>
<p class="tenkin-note">今はいろいろなところで影響を受けていますよね。転校生にとっても大変だと思います。</p>
<p class="tenkin-note">でも逆に、そういうことが苦手なお子さんにとっては安心するところがあるかもしれませんね。推測ですが、こういった状況ならゆっくり馴染んでいけるということもあるかもしれない。</p>
<p class="tenkin-note"><strong>―たしかに、最初から積極的な交流が苦手なお子さんなんかだと、この状況は過ごしやすいかもしれないですね。そこは盲点でした。苦労もあるけど、心が落ち着くというのもありそうですね。</strong></p>
<p class="tenkin-note">行事の日程が短縮されて参加しやすいと感じたり、慣れない場所ではマスクをしているほうが安心するというお子さんもいらっしゃいます。</p>
<p class="tenkin-note"><strong>―学校での行事のお話も出ましたが、コロナ禍に限らず、受け入れる側の先生や周りで気を付けておきたいことはどんなことでしょうか？</strong></p>
<p class="tenkin-note"><strong>転校生側の立場の理解をどれくらいできるか</strong>、そこに尽きると思います。
受け入れる先生自身が転校の経験があればいいけど、そんな先生ばかりではないですよね。
それでも、転校生は大きな環境の変化を経験しているんだ、ということをよく認識する必要があります。</p>
<p class="tenkin-note">わからないことはないか気にかけてあげたり、サポーターとなるような人をつけてあげたり。</p>
<p class="tenkin-note">今回「転校生支援プロジェクト」でつくられた「転校パスポート」のようなものは受け入れ側の先生方にとって、とても参考になると思います。</p>
<p class="tenkin-note"><strong>―ありがとうございます。転校生支援プロジェクトで「転校生にどのような支援が必要ですが」とアンケートをとった際に、「受け入れてくれる学級の先生に転校生のことを気にかけてもらいたい」というご意見が多かったのです。そこから試行錯誤しながら作ったので、小泉先生にそのようにおっしゃっていただけますと大変ありがたいです。</strong></p>
<p class="tenkin-note">たとえば病気のときでも、自分の症状や経過をメモして病院の先生に渡せば、どんな状況かすぐに伝えられますよね。
それと同じで、転校生自身の特徴やこれまでの転校履歴など、口頭で伝えようとしたら結構時間がかかるものを、“パスポート”という形で書いてあれば短い時間で情報を伝えることができます。
それを担任の先生だけじゃなく、学年の先生や保健室の先生にも共有してぜひ活用してもらいたいですね。</p>
<p class="tenkin-note">＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊</p>
<p class="tenkin-note">日本では、転校を経験する子どもたちやその家族は意外と多いのに、そこに対する研究や支援はあまりされていないのが現状です。
そんななか、転校生を対象とした貴重な研究結果をまとめ、転校する側にも受け入れ側にとっても大切な心構えを教えてくれている小泉先生。
ご自身の研究や実体験を踏まえたお話はとても参考になりますね。</p>
<p class="tenkin-note">後編では、小泉先生が転校生の研究に取り組むことになった経緯や、この「転校生支援プロジェクト」についてのご意見を、さらに深堀してお聞きしていきたいと思います！
（→<a href="https://tenkin-note.com/content/2358" target="_blank" rel="noopener">後編</a>へ続く）</p>
<p class="tenkin-note">＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊</p>
<p class="tenkin-note">【小泉 令三（こいずみ れいぞう）先生プロフィール】
<img class="alignnone size-full wp-image-2353" src="https://tenkin-note.com/wp/wp-content/uploads/2022/03/プロフィール.jpg" alt="プロフィール" />
専門は教育心理学、学校心理学。
1955年福井県生まれ。大阪大学理学部卒業後、福井県の公立小・中学校で教員として勤務。
教員をしているなかで教育についてもっと深く研究したいと思い、兵庫教育大学大学院学校教育研究科修士課程、広島大学大学院教育学研究科博士課程前期を修了。
『新しい出会いを活かして　転校を心理学する』（北大路書房）、『地域と手を結ぶ学校－アメリカの学校・保護者・地域社会の関係から考える－』（ナカニシヤ出版）他、著書訳書多数。
2022年4月より福岡教育大学名誉教授。
転校に限らず、入学や就職などの環境の変わり目で、新しい出会いを活かして欲しいと願っている。現在は、人と関わる力を育てる「社会性と情動の学習」の研究と実践のサポートを行っている。</p>
<iframe style="width: 120px; height: 240px;" src="//rcm-fe.amazon-adsystem.com/e/cm?lt1=_blank&amp;bc1=000000&amp;IS2=1&amp;bg1=FFFFFF&amp;fc1=000000&amp;lc1=0000FF&amp;t=tenkinnote-22&amp;language=ja_JP&amp;o=9&amp;p=8&amp;l=as4&amp;m=amazon&amp;f=ifr&amp;ref=as_ss_li_til&amp;asins=476282285X&amp;linkId=de622c7155835a6ce006cb3cc10a28f7" frameborder="0" marginwidth="0" marginheight="0" scrolling="no" sandbox="allow-popups allow-scripts allow-modals allow-forms allow-same-origin"></iframe>]]></description>
		      </item>
		    <item>
			  <title><![CDATA[「生き方いろイロ 転勤トイロ」vol.1　金子花苗さん　自分らしくいられるように。変わることを恐れずに進み続けたい【後編】]]></title>
			  <link>https://rassic.jp/content/1996</link>
			  <guid>https://rassic.jp/content/1996</guid>  
			  <pubDate>2023-12-05 22:09:29</pubDate>
			  <description><![CDATA[<img class="&quot;alignnone" src="https://tenkin-note.com/wp/wp-content/uploads/2021/07/kaneko600_405_2.jpg" alt=“金子さん前篇”/>

<p class="tenkin-note">富山市で母乳育児支援の「かねこ助産院」を施設開業した金子花苗（かねこ・かなえ）さんへのインタビュー。
前編では、【家族】【健康】【変化】という大事にしている3つの価値観を教えてくれました。</p>
<p class="tenkin-note">（前編は<a href="https://tenkin-note.com/content/1978" target="_blank" rel="noopener">コチラ</a>から）</p>
<p class="tenkin-note">後編では、いよいよ金子さんがどんな思いで定住地を決め、助産院開業に至ったのか、その道のりをお聞きしていきたいと思います。</p>

<h2>きっかけはいろいろ、決め手は子育て環境</h2>
<img class="alignnone size-full wp-image-1985" src="https://tenkin-note.com/wp/wp-content/uploads/2021/07/子育て環境.jpg" alt="子育て環境" />
<p class="tenkin-note">金子さんは転勤族の旦那さんに帯同して、滋賀県、石川県と住まいを移すあいだに、お子さんが2人産まれ、富山市に引っ越してきたのが2019年4月。ちょうど、娘さんが小学校に上がるタイミングでした。</p>
<p class="tenkin-note">「結婚した当初は富山市に住んでいたのですが、すぐに滋賀県草津市への転勤が決まりました。それから石川県金沢市を経て、2019年富山市に戻った転勤は夫にとって2回目にあたります。私自身、射水市（富山市のお隣）出身ということもあったし、この年は長女の小学校進学という大きなタイミングだったので、『今後また他県に転勤したら、富山へ戻る3回目はなさそうだし、ここらで家を考えよう』という話になり、定住することに決めました。」</p>
<p class="tenkin-note">お子さんの進学、実家近くへの転勤、3回目の転勤はもうないこと…様々なタイミングが重なり、定住地を富山市に決めた金子さん一家。今後旦那さんの転勤が決まったら、単身赴任する予定です。</p>
<p class="tenkin-note">「夫は出身が関西なので、滋賀県に住んでいたときにそちらで家を購入することも考えました。でも、夫が単身赴任になったときに、私が知らない土地で子どもを抱えて一人でいるのはよくないねという話になって。
子育て環境や、富山の平和でまったりした雰囲気がいいなと思ったのも、ここに住むことを決めた理由のひとつです。
今住んでいるところは、子どもがもう少し大きくなったとき、車で送迎しなくても公共交通で移動できるような場所です。そういったことも見据えて引っ越し先を決めました。」</p>

<h2>開業助産師という道を選んだ理由</h2>
<p class="tenkin-note">金子さんは結婚して最初の転勤が決まるまでは、病院で正規職員として勤めていました。</p>
<p class="tenkin-note">「夫の転勤についていくことになったときに、私は退職するしかなかったんです。1回病院を辞めてしまって、今後も転勤の予定があるとなると、もう一度正規職員として働くことは難しい。とくに辛かったのは、産休・育休制度を利用している同僚をたくさん見てきたので、自分はその制度を利用できなくなるんだということでした。」</p>
<p class="tenkin-note">滋賀への転勤当初は、お子さんもおらず、仕事もしていない状態。習い事に通ってみたりしても同世代の友達はできず…</p>
<p class="tenkin-note">「すぐに『孤独、つらい…』となってパートを探し始めました。そのときは本当に、人や社会とのつながりって大事だなとつくづく思いました。」</p>
<p class="tenkin-note">その後、保健師の資格を生かせる職場でパートとして働いていましたが、お子さんの出産を機に退職。しばらくは子育てに専念するつもりでした。</p>
<p class="tenkin-note">「最初は1年で社会復帰なんて思っていなかったのですが、子育てをしていく中で、子どもはもちろん可愛いけど、外に働きに出ていくほうが私らしいなというのを感じて。子どもと向き合うことだけじゃなくてもいいんじゃないかなと思いました。
正規職員として働くことは難しい状況だったので、娘を保育園に入れるとなると独立開業という道が見えてきました。娘が1歳になるころに訪問助産院として開業しました。」</p>
<img class="alignnone size-full wp-image-1984" src="https://tenkin-note.com/wp/wp-content/uploads/2021/07/子育てと仕事.jpg" alt="子育てと仕事" />
<h2>2021年、「かねこ助産院」施設スタート</h2>
<p class="tenkin-note">訪問助産院として開業してから8年になった今年2021年に「かねこ助産院」を本格スタートした金子さん。施設開業に至った経緯を聞いてみました。</p>
<p class="tenkin-note">「訪問のニーズもあったので現状に不満があったわけではなかったです。ただ、訪問だと移動する分どうしても時間の縛りが出てきてしまって。急な患者さんに対応できず、予約が1、2週間先まで埋まっているなんてことも増えてきて…。困っている方を助けたくて開業しているのに、このままじゃだめだ。本当に困っているときに予約が取りにくい訪問助産院というのはなんかいやだなと感じていました。</p>
<p class="tenkin-note">お産を取り扱わない助産院は自宅で開業することもできるのですが、私の場合、家は安心できる家族だけの場で、仕事場は別にしたいと思っていて。かといって、テナント探しにそこまで労力を割けずにいたところに、今の場所でやってみないかと声をかけていただき、具体的にイメージできるようになっていきました。」</p>
<p class="tenkin-note">施設開業したことで、急な患者さんも受け入れられるようになり、より多くの方を診ることができるようになってきているそう。金子さんの生き生きとした様子がうかがえます。</p>
<p class="tenkin-note">「この仕事をやっていてよかったなと思うのは、ママと赤ちゃんの成長を一緒に見守れること。卒乳や断乳まで見届けられると、ジーンときます。
ママ自身が、「育児って楽しい！」と思える場面に関われることが嬉しくて。親戚のおばちゃんのような気分になります(笑)」</p>
<img class="alignnone size-full wp-image-1987" src="https://tenkin-note.com/wp/wp-content/uploads/2021/07/赤ちゃんを見つめる金子さん.jpg" alt="赤ちゃんを見つめる金子さん" />
<p class="tenkin-note">今はまだお子さんも小さいので、家族の予定を見ながら仕事の量を調整しているという金子さん。
助産院で大切にしている、「ママが笑顔でいられるように」という思いは、きっと、無理なく自分らしくいられるように、できることをやってきたご自身の経験から伝えたいことなのではないでしょうか。</p>
<p class="tenkin-note">今回のインタビューで金子さんは、【家族】【健康】【変化】を大事にしている価値観として挙げてくれました。
そんな金子さんが進んできたのは、ご自身も含め、周りの人みんなが健康＝笑顔でいられることを大事に選んできた道。そのためだったら、変わっていくことだって前向きにとらえ、新しいことへチャレンジし続けることができるのだと思います。</p>
<p class="tenkin-note">最後に、転勤妻のみなさんにメッセージをお願いします！</p>
<p class="tenkin-note">「せっかくご縁があって住むことになった場所。ぜひその土地を楽しんでください！
滋賀県にいたとき、出身が富山のママたちと出会って、「富山ママ会」として集まっていました。彼女たちとは今でも連絡を取りあう仲に！違う土地で出会ったからこそ、仲良くなれたんじゃないかと思います。定住していたら出会えなかった人たちとつながれるのは、転勤のいいところですね。」</p>
<p class="tenkin-note"><a href="https://peraichi.com/landing_pages/view/kanekobabymama" target="_blank" rel="noopener">▶かねこ助産院HP</a>
<a href="https://ameblo.jp/kanekobabymama/" target="_blank" rel="noopener">▶ブログ</a></p>
<p class="point"><strong>このまちのお気に入り</strong>
【日常の景色】
街を歩いていたりすると、カメラマンさんがよく写真を撮っているのを見かけるんです。
きれいなんだろうなと思ってカメラマンさんと同じアングルで撮ってみたり。普段の風景になりつつあるけど、立ち止まってじっくり見てみると、素敵な風景がたくさんあるんだろうなと思わせてくれます。
ちなみに夫は、ケーブルテレビなどのローカル番組が好きでよく見ていますよ。
▼金子さんがご自身で撮影した富山の日常風景。
<img class="alignnone size-full wp-image-1986" src="https://tenkin-note.com/wp/wp-content/uploads/2021/07/青空と富山城.jpg" alt="青空と富山城" />
青空と富山城
<img class="alignnone size-full wp-image-1981" src="https://tenkin-note.com/wp/wp-content/uploads/2021/07/街並みにある立山連峰.jpg" alt="街並みにある立山連峰" />
街並みにある立山連峰</p>
<p class="tenkin-note">インタビュー・文：あずま　るに / ライター / 焼き菓子のお店única（ウニカ）店主</p>
<p class="tenkin-note">※あずま　るにプロフィール：東京出身。お菓子作りの夢を追って富山に来たのが6年前。農家でのお菓子作り、富山県移住相談員を経て、第一子の育休中にフリーライターに転身することを決意。店舗を持たない小さな焼き菓子店との“二足のわらじ”に挑戦中。
生粋の富山男子である夫、1歳の娘、甘ったれ茶トラ猫と暮らしています。</p>]]></description>
		      </item>
		    <item>
			  <title><![CDATA[「生き方いろイロ 転勤トイロ」vol.1　金子花苗さん　自分らしくいられるように。変わることを恐れずに進み続けたい【前編】]]></title>
			  <link>https://rassic.jp/content/1978</link>
			  <guid>https://rassic.jp/content/1978</guid>  
			  <pubDate>2023-12-05 20:35:27</pubDate>
			  <description><![CDATA[<img class="&quot;alignnone" src="https://tenkin-note.com/wp/wp-content/uploads/2021/07/kaneko600_405.jpg" alt="“金子さん”前篇"/>

<p class="tenkin-note">人生で大事にしている“価値観”は、迷ったとき、岐路に立ったときの道しるべになるはず。
そんな思いから、その人の価値観に焦点を当てて、その人の過去、現在、これからをお伺いしていくインタビューシリーズ「生き方いろイロ　転勤トイロ」が始まりました！</p>
<p class="tenkin-note">転勤妻は変化が多いぶん、様々な人生の選択を経験していけるのが、面白くもあり大変な部分だと思います。
その時々で悩みながらも、進んでいく道をひとつひとつ決めていった女性たちの生き方が、みなさんの参考になりますように。</p>
<p class="tenkin-note">.</p>
<p class="tenkin-note">記念すべき第1回目は、富山市にお住まいの金子花苗（かねこ・かなえ）さんにお話を伺いました。
金子さんは旦那さんの転勤で滋賀県、石川県と移り住んできましたが、2019年富山県富山市への転勤をきっかけに、富山市に定住することを決めました。そして、2021年4月富山市で桶谷式の母乳育児支援を行う<a href="https://peraichi.com/landing_pages/view/kanekobabymama" target="_blank" rel="noopener">「かねこ助産院」</a>を本格スタートさせました。</p>
<p class="tenkin-note">転勤妻でありながら、定住と助産院開業という2つの大きな転換点を迎えた金子さん。
どんなことを考え、家族とどんな話をし、どんな未来を想像してその決断に至ったのでしょうか？</p>
<img class="alignnone size-full wp-image-2006" src="https://tenkin-note.com/wp/wp-content/uploads/2021/07/金子花苗さん-1.jpg" alt="金子花苗さん" />
<p class="tenkin-note">「かねこ助産院」金子花苗（かねこ・かなえ）さん</p>

<h2>金子さんが大切にしている“価値観”は？－家族、健康、変化</h2>
<p class="tenkin-note">まず、現在金子さんが大事にしている価値観を聞いてみました。
「この質問を考えるのが一番難しかったです」
そう言いながらも、お友達と話してみたり過去を振り返ったりしながら自分の価値観について考えてきてくれた金子さん。とても誠実な方なのです。</p>
<p class="tenkin-note">そんな金子さんの大事にしている価値観は【家族】【健康】【変化】の3つ。そこにはどんな思いがあるのでしょうか？</p>

<h2>ママもパパも赤ちゃんも、家族みんなが笑顔でいられるように</h2>
<p class="tenkin-note">まず迷いなく挙がったのが、“家族”だったそう。
現在、金子さんは助産院以外にも新生児訪問といった行政のお仕事や、オンラインで子育てのお話会を開催するなど、忙しい毎日を送っているのですが、実は2児の母でもあります。
8歳の娘さんと5歳の息子さん、旦那さんと4人暮らし。</p>
<p class="tenkin-note">「家族は大事にしたい。独立して働いているぶん時間の調整が利くので、家族との時間もできるだけ多くとるようにしています。」</p>
<p class="tenkin-note">そんな金子さんだからこそ、助産院に来てくれるママだけでなくそのご家族のこともとても大切にしています。</p>
<p class="tenkin-note">「ここに来てくださるママや赤ちゃんだけではなく、パパもそうですし、おじいちゃんおばあちゃんもみんな家族。
母乳育児について、パパはどうしたいと思っているのか、みんなで応援してくれているのか、といったところも聞いてみたりします。」</p>
<p class="tenkin-note">次に挙がった“健康”という価値観について伺ってみても、その思いがひしひしと伝わってきました。</p>
<p class="tenkin-note">「自分や家族の健康はもちろんですが、来てくださるママや赤ちゃんの健康が大事ですね。
うちの助産院では主に母乳育児支援を行っていますが、ママ自身が母乳育児を頑張らないと！と追い詰められていては身も心も不健康ですよね。本当に大事なことはなんだろう…と考えたときに、ママも赤ちゃんも笑顔でいることだなと思って。
母乳育児が大事、ではなく、ママが笑顔でいられるためにはどうしたらいいかな、ということを考えるようにしています。」</p>
<img class="alignnone size-full wp-image-1980" src="https://tenkin-note.com/wp/wp-content/uploads/2021/07/ママの笑顔.jpg" alt="ママの笑顔" />
<h2>柔軟に、変わっていくこと</h2>
<p class="tenkin-note">金子さんはずっと、母乳育児支援をするために勉強してきましたが、ママと赤ちゃんの“本当の健康”というものを考えたときに今のままではだめだ、と感じたと言います。</p>
<p class="tenkin-note">「これからは母乳育児だけではなく、ママたちのニーズをくみ取っていくことが大切だと感じています。例えば、子どもが寝てくれないという相談は非常に多いんです。だから、そういった細かなニーズにまで寄り添ってサポートしたい。そのために、私も変わらなきゃと思ったんですよね。ずっと母乳育児を専門にやってきたけど、“ねんね”のことを改めて勉強したりして知識を増やしています。そんなふうに過去に縛られず、変わることを大事にしていきたい。だから、3つ目の大事にしている価値観は、“変化”です。」</p>
<p class="tenkin-note">転勤族だから、変化とは常に隣り合わせ。変化を楽しむこと、受け入れることを大事にしている転勤族の方は多いと思います、と金子さんは続けます。</p>
<p class="tenkin-note">「今までは、転勤で場所や環境が変化することにはそれなりに適応してきました。今後は富山に定住して、助産院として腰を据えて…今度は私自身が変化していく番ですね。」</p>
<img class="alignnone size-full wp-image-1983" src="https://tenkin-note.com/wp/wp-content/uploads/2021/07/金子助産院.jpg" alt="金子助産院" />
<p class="tenkin-note">2021年4月に本格始動した「かねこ助産院」。金子さんの柔らかい雰囲気が表れている空間。</p>
<p class="tenkin-note">家族、健康、変化。金子さんが教えてくれたこの3つの価値観から、どんな人生の選択が生まれたのでしょうか？
後編では、いよいよ金子さんがどんな思いで定住地を決め、助産院開業に至ったのか、その道のりをお聞きしていきます。</p>
<p class="tenkin-note">（後編は<a href="https://tenkin-note.com/content/1996" target="_blank" rel="noopener">コチラ</a>から）</p>
<p class="tenkin-note"><a href="https://peraichi.com/landing_pages/view/kanekobabymama" target="_blank" rel="noopener">▶かねこ助産院HP</a>
<a href="https://ameblo.jp/kanekobabymama/" target="_blank" rel="noopener">▶ブログ</a></p>
<p class="tenkin-note">インタビュー・文：あずま　るに / ライター / 焼き菓子のお店única（ウニカ）店主</p>
<p class="tenkin-note">※あずま　るにプロフィール：東京出身。お菓子作りの夢を追って富山に来たのが6年前。農家でのお菓子作り、富山県移住相談員を経て、第一子の育休中にフリーライターに転身することを決意。店舗を持たない小さな焼き菓子店との“二足のわらじ”に挑戦中。
生粋の富山男子である夫、1歳の娘、甘ったれ茶トラ猫と暮らしています。</p>]]></description>
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