うどんだけじゃない!住んでみて分かった香川県の魅力とは?

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「うどん県」として知られる香川県。
うどんの印象が強すぎて、他にはあまりイメージが湧かない…なんて人も多いのではないでしょうか。かくいう私も、「お遍路さん?」、「面積が小さい?」といったところでしたが、転勤して住んでみると、香川県には素敵な魅力がたくさん!ぼんやりとした地味なイメージは消えていきました。


今回は、そんな香川県の、うどん以外の魅力を皆さんにお伝えしたいと思います。

優雅なひと時…瀬戸内海の魅力とは


私が、香川県の中で一番好きな風景は、やはり瀬戸内海です。波がなく、太陽の光でキラキラと輝く海。そして、すぐそこにぽつりぽつりと離島が浮かぶ光景は、瀬戸内海ならではだと思います。海面があまりにも穏やかなので、太平洋や日本海に慣れている方は、驚くかもしれません。


香川県内には、そんな瀬戸内海を一望できるようなおしゃれなカフェがたくさんあります。コーヒーを飲みながら、離島の間をゆっくりと進む船を眺める…なんだか、海外のリゾート地を思い出す、そんなひと時です。

転勤するまでは想像もしていませんでしたが、香川県には、何とも優雅な時間が流れていました。

ふらっと離島へ行ってみよう!のんびり過ごす島時間



先述したとおり、香川県にはたくさんの離島があります。オリーブ畑が広がる小豆島、島全体がアートの展示場となっている直島、鬼ヶ島のモデルと言われる女木島などなど…どの島も、ひとつひとつが違った顔を持っています。


島と言っても、高松港からフェリーや高速船が出ている島であれば、約30分~1時間ほどで行けてしまいます。定期便も多いので、休日にふらっと島までランチとお散歩に…なんて楽しみ方もできるのです。

確かに、どの島にも、きらびやかなアミューズメントパークはありません。けれど、島特有のゆったりとした時の流れに身を任せ、ひたすらボーっと過ごせるのも、香川県民の特権なのだと思います。

目指せ四国制覇 コンパクトな香川県だからできること



香川県は、皆さんご存じのとおり、日本で最も面積の小さい県です。そのため、四国の他の3県に行くのに、そんなに時間がかかりません。
私は現在、高松市に住んでいるのですが、例えば、愛媛県の道後温泉、高知県の桂浜ならば、どちらも高速道路を利用して、車で2時間ほど。徳島県の名物である阿波踊りの会場へも、JR高徳線/特急うずしお号で1時間10分ほどです。


今年、我が家は、夏休みの5日間を使って、車で四国を回ったのですが、どの県も個性豊かで、それぞれの面白さがありました。香川県に転勤したときは、そのコンパクトな特徴を活かして、ぜひ、四国中の観光地を制覇してみてくださいね!

さて、うどん以外の香川県の魅力が、少しでも伝わったでしょうか。(もちろん、うどんは絶品です!)


ここ数年、香川県は県外からの移住者の受入れを積極的に行っており、そのおかげか、移住者の数は、年々増加傾向にあるようです。
以前、小豆島へ移住してきた方にお話を伺う機会があったのですが、やはり、「瀬戸内海は何度見ても感動します」とおっしゃっていました。もしかすると、瀬戸内海には人を引き付ける不思議な魅力があるのかもしれません。

「いつか、また香川県に戻って来たいな」、私もそんな風に思っています。

写真・文:岡安 早和


宮崎県出身、香川県在住。転勤族の夫との結婚を機に、フリーライターに転身。
その土地ならではの出会いを活かして、取材記事の執筆を中心に活動中です。
「転勤族だからこそできる経験」を大切にしたいと思っています。